支えているもの

都会の暮らしがどんなに便利で
クールで、モノが豊富でも
いくらグルメがはやっても、
都会だけでは、それは成り立ちませんよね。

都市の暮らしを支えているもの。

それは、背後にある広大な自然。
農地も山も森も海もすべてです。

たとえば衛星写真などで高空から撮影したものを見ると
実は都市の占める面積は小さいもの。

そのまわりに広がる広大な自然にびっくりしませんか?

そういう背景があるからこそ
都市で快適に暮らしていかれる。そう感じます。
周辺のことにももう少し目を向けて
全体がよくなるようにしていきたいですね。

地球はひとつ!

環境はばらばらに考えることはできませんね。

ふゆみずたんぼ

ふゆみずたんぼ、というものを知っていますか?
多くの地域では、稲刈りも終わり、米作りも一段落かと思います。

しかし、冬の間も田んぼは息づいていますよ。
ふゆみずたんぼは、
田んぼに冬の間も、水を張っておこうというものです。

水の管理の仕方は地域によってもちがうので、実施できない場所も少なくないのですが、

水の力ってすごいな~と思わせるものです。

たとえば、以前は、何の役にも立たないただの空き地と思われていた
海辺の干潟。

ところが、干潟があることで、
水と土と空気が触れるところがあることで
実は無尽蔵にも近い小さな生き物たちが住み着き
その毎日の生活が
水や土の浄化にものすごく役立ってきたことが分かったのです。

干潟がなくなったところでは、海の水が汚れます。

それを人の力で浄化しようとすると
膨大なコストがかかり、結局完璧にはできないで終わります。

しかし、干潟などの環境にすれば
自然にまかせておくだけで(もしくは少しの世話で)
膨大な環境浄化力を維持できるんですよね。

すごいすごい!!

おなじことが田んぼにも言えます。
これを田んぼに使うことで、環境にはもちろんいいし、
おいしい、安全なお米を育てることにも
大きな力を発揮する。。。

こういう力の前には、ただただ感心、感動します。

ふゆみずたんぼ

きょうは名月

中秋の名月。
過去の統計によると、きれいに見える確立は3割くらいなのだそうです。
ちょうど秋雨の時期にあたるのでね~。

しかし、月の美しさを愛でる、というこの感性!
ロハスですね~。

昔は、夜も暗く、月の明るさはとても印象的だったことでしょう。
今はやたらと夜でも明るいし、高いビル群に邪魔されて
月もろくろく見えない都会。
こういう美しさを感じる機会をなくしていますね。

ただ見る。ただ感じる。
そういう時間を持つことも、ロハスや環境のことに繋がると思います。
こういう余裕こそが、いろいろなことに気づく感性を養うのだと思います。

曇って月が見えないときは、中秋無月
雨のときは、中秋雨月と言ったとか。。。
な~んて素晴らしい感性でしょうね。

そして月は
明日が十六夜(いざよい)
あさってが立待月
そして居待月
寝待月。。。と続いていきます。

今夜は見えるかな。

カエル

20070921-00.gif

ツチガエルくんです。

こういう生き物たちが田んぼにいることで、
私たちはおいしい、栄養のあるごはんを食べることができるんです。

カエルは代表ですが、数え切れないくらいの生き物たちが
田畑には暮らしています。

そのことを、私たちはあまり知らなかった。
今になってようやく、その働きの大きさ、すごさを見せ付けられているのです。

まず、生き物たちがいることで、土そのものが息づき
植物とのやりとりをするようになります。

土に力がつくと
栄養もたくさん含んでくるし、水を浄化する力も強くなってきます。

田畑から、周辺へ、川や海へ、そして私たちの食卓、体、心へ。

田んぼの生き物たちは、そうして、
私たちのすべてに深くかかわっているんだ。。。
そういうことが分かってきたんですね。


エコは心

ハートにカエル

エコとかロハスとか、
環境のことを考えるとき、どういう気持ちが働いているのか、というと
もちろん、私たちがこれから
健康に生きていかれるように、とのことなんだけど

やっぱり思いやりが基本にあると思いますね。

一緒に地球に暮らしているものたちへの想い。
それがあってこそのエコだと思います。

その想いをこめて、こんな絵を描きました。


たわわに実る

秋田の田んぼ

たわわに実るというのは、こういうことでしょう。

秋田県の農家さんにお邪魔しました。
ここは、農薬もわずかな量しか使っていない田んぼ。
肥料は有機100%です。
化学肥料は使っていないところ。

そして、植える稲の数も少なくして
稲と稲の間の空間を多くとっています。
いわゆる「粗植」。

1坪あたり55株くらいだそうです。
ふつうは70株くらい植えるのですが。

植える稲の本数を少なくしたら、とれるお米の量が減ってしまうのでは?
と思いがちでしょうが、実は反対。

粗植にすると、1本の稲ががっちりと育つので、実が増えるんです。
写真の稲は、1本1本の株が大きく開いていて
太陽を効率よく浴びる形に育っています。

粗植のよいところは、風通しもよくなり、病気にかかりにくくなることもあります。
結果として、農薬が少なくてもすむわけです。

また、少ない株数なので、肥料も少なくすみます。

全体にコストが下がるのに、とれるお米が増える。。。

農薬や化学肥料を減らそうとがんばっている農家さんの多くは
このことを感じ始めて、粗植にしているところが増えているのです。


高温障害

今年の猛暑でお米に高温障害が起きています。

お米の粒が真っ白になってにごったようになるのです。
聞くところによると、熊本県などでは
今年は8割がた、この乳白米になってしまったとか。。。

お米は半透明の粒がよいのです。

おいしいごはん

さて、やっと少し涼しくなってきました。

こうなると、がぜん食欲の秋!という人もいるでしょう。

夏に弱った胃腸のケアも大事ですが、食べ物がおいしいと感じられるなら
食べることはシアワセですよね。

さて、おいしいごはん。
ひとくちにおいしいごはんといいますが、ごはんのおいしさ成分があります。

それは

アミロースとアミロペクチン。

これはお米に含まれるデンプンです。

このバランスが食味を決めるといってもいいでしょう。

アミロースが多いとぱさぱさします。
インディカ米などはアミロースが多く、パラパラの食感を楽しむ料理に向いています。

アミロースが少ないと粘りがでます。
アミロースがゼロのお米はもち米です。

コシヒカリやササニシキといった
おいしさに定評のあるお米の場合は、
アミロースが18%くらい。

国によって食味には好みがありますが、私たち日本人は
このくらいの食感が好きなようですね。

それから、おいしいごはんに大切なことは
化学成分以外のところにもたくさんありますね。

秋の心地よい空気。
家族との団欒。
リラックスした雰囲気。などなど。。。。
そういうものまで含んで、おいしいごはんです。

農家訪問

台風で
農作物の被害が大きくなりましたね。。。
果物などの被害が報告されていますが、田んぼはどうでしょうか。

ちょうど収穫時期を迎えたところへ
台風、それに引き続く豪雨。

いま、1Hz研究会では
東北方面の農家さんにお邪魔しています。

来週には報告できると思います。

ホラー映画より怖い

台風が去った日、
朝からすさまじいものを目撃してしまいました。。

ねずみの死骸。(我が家のニャンコの獲物です)
それがおそらく、台風の時の暑さと湿気で腐り、
そこには一面のウ○ムシがモゴモゴと。
そして蒸し暑い空気の中、ものすごい悪臭が。。。


あ~、けれども、この景色、
ウ○ムシくんたちは、ちゃんと自然のバランスのなかで
お仕事を果たしてくれているだけなのですね。

けれど、私たちの、普段の感覚では
どう見ても、気持ち悪くて同居不可能。

台風や洪水の被害もそうですが、
自然が人に優しいなんてありえない!と思う瞬間ですね。

台風通過。。

台風が久しぶりに関東地方を直撃、北進中です。

刈り入れ直前の田んぼが心配ですが
こういうときに強さを発揮するのが、がっちりと育った稲たち。

稲を作るには最初の苗作りが肝心なのです。
芽を出させるときから苗に育てるとき
化学肥料を使わないのがよいとされています。
根を自力で伸ばすことができた苗は、それ以降、自分でしっかり育つ力を身につけるのだそうです。

しっかりした根を持ち、しっかりした茎となり
多少の雨風にさらされても、倒れることなく踏みとどまる力。

さて、今回の台風の中ではどうでしょう。

何ヶ月もかけて、手間をかけて育てても
たった1日の嵐でやられてしまうこともある。。

人の力を超える力を相手にする農業は、他の産業の価値観や評価があてはまらない分野ですね。。改めてそう感じます。

それだからよけいに、今回の農水大臣の騒動に腹が立ちます!