2007年10月31日
農家がどんどん廃業していく
農業。。っていうと、キモチが暗~くなるのはなぜ? それは残念なこと。 でも、今の農業の現実を見れば、暗い話題ぱかり。 お米の値段は下がって、農家の収入もおち 作物を作れば作るほど赤字になっていく。 これじゃあ、「もう、やっていかれん!」と思うのは当然。 いくら安全でおいしい食べ物がほしい!と消費者が望んでも 作ってくれる人がいなくなってしまう! じゃあ、外国から買ってくる? その国の人たちの分は? 燃料をたくさん使って、遠くから運んでくるのがいい? 長く保存しておくために、電力もかかるし 薬なども使わなくてはいけなくなる。。。 日本て世界中から食べ物を買っているのに 無関心で無神経じゃない? NPO法人 1Hz研究会では 12月に東京ビッグサイトで開催されるエコプロに参加して これからの農業を考えるセミナーや展示をする予定にしています。 田んぼ、森の環境とおいくて安全な食べ物について。 くわしいことはまた後日お知らせしますね。
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2007年10月29日
中国北部の肥えた土
今、中国での環境汚染が心配されていますね。 中国でも北部はお米や大豆の大規模な農地があるそうです。 そして、そこの土は黒々とした肥えた土だとか。 冬、マイナス30度にもなる厳しい土地。 土の中の雑菌もあまり繁殖せず、 まだまだ肥えた土が残っているそうです。 こういうところの環境はどうなんだろうか??とついつい思ってしまうのですが 中国といっても広いですから、このあたり、 まだ大丈夫であってほしいですね。 さすがにオリンピックをひかえて 中国政府も環境への取り組みを強化している旨 アピールしています。 有機農業への取り組みも規模が大きく 日本より進んでいるところも少なくないようですよ。 これで中国が環境面でも先進的な国になったら 世界に対する貢献度は大きいでしょうね。 さて、ふりかえってみると 日本は、国土は小さいし 耕作面積も小さいし、農業に競争力があるとは思えないんですが 日本にとって日本の農業はやはりかけがえのないもの。 中国と競争するとかではなく、 農業とは何なのか、もういちど考えなおして 日本の農業を大事にしたいです。 日本の国土は狭いですが 土の力は本来あるはずです。 それを作ってきたのが日本の農業の文化でもあると思います。 豊かな自然は、人が手を貸して作る、という部分もあるんです。
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2007年10月24日
さぬきうどんの危機
昨日、食べ物の危機の話を書いたところへ 今朝のニュースで、さぬきうどんの危機という話を聞きました。 全国でも有名なさぬきうどんですが 地元の人たちにとっても大切な食材。 庶民の味として、うどんを食べる人が多いそうです。 映画「UDON」の人気も手伝って、観光客も増えて うどんのお店もぐっと数を伸ばしたそうです。 安くておいしい、さぬきうどん! しかし、原料の小麦粉はほとんどがオーストラリア産。 オーストラリアといえば、この夏(むこうは冬か。。)、 記録的な干ばつで農業をあきらめる人も続出したとか。 小麦の生産にも、当然ダメージ。 さらに、小麦などの穀物は、いま取り合いになっていますよね。 中国などでの需要が高まってること。 バイオ燃料などで使われるようになってきたこと。 加えて、遠くから輸入してくるには、運送のための燃料が 記録的な高値を更新中。。。 コストばかりがうなぎのぼり。 安くておいしいさぬきうどん、値上げをしないでがんぱっている うどん店の努力はいかばかりでしょう。 身につまされます。 これは、さぬきうどんだけの危機じゃありませんよね。 当然、他の産業にもかかってくるわけです。 そうなったとき、私たち庶民の「安くておいしい」、 しかも安全な食べ物はどうなってしまうんでしょう。 いくらお金を積んでも、世界で争奪戦になったら買えなくなるかもしれません。 やっぱり、日本国内の農地をもっと見直したほうがいいんじゃないでしょうか。 農地を確保、土を蘇らせることが急務かもしれません。 元気な田畑だったところが荒れています。 →田んぼの元気を取り戻そう
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2007年10月23日
食べ物づくりの危機
環境が大事だ! 経済が大事だ! どちらか、ではなく、どちらも大事ですよね。 いかに安全でおいしい食べ物をつくるか、 環境に負担のかからない方法で、持続的に栽培していかれるか、 それが問題であっても、 いまの社会の仕組みや、人の持っている意識の枠組みや いろいろなものが重なっていて 理想だけではよい農業は広まりません。 いくらよいものであっても、現実として成り立つためには 経済というものは切り離して考えることができないですから。 お金。 お金の亡者になれとは言いませんが、お金は大事な要素です。 価格が安定することとか、 産物を扱う会社の経営がきちんとなりたっていくこととか 社会的には大事なことです。 では、人の社会と自然のバランスは 両立できない、対極のものなんでしょうか。 一見、そんなふうに見えますが、そうではないと思います。 いま、ようやく、環境だ、経済だ、という議論が始まったところ。 議論ができるステージにまできたというところ。 これからです。 流通側からは、コスト、効率、などのポイント重視の見方。 国際情勢がなんだか不安であっても、 日本で農業なんかするよりは、輸入して 消費者の選択肢を広くたもち、 より安く、均等な品質で供給することの大切さ、必要性が強調されます。 大事なことです。 しかし、このまま持続できるのか? そこがいま不安になってきているのも事実です。 生産者側からは、もちろん、コストや効率を重視、 消費者のニーズにこたえることの大切さも大事とする見解もありますが さらにその先、これから持続していくには、ということや 未来の世代に渡す国土そのもの、という視点も強調されます。 食べ物は単なる物理的な栄養分ではない、ということですね。 人は健康な体を維持するのに栄養分が必要です。 しかしそれだけでできているのではありません。 もっと自分たちのことを 自分たちの社会と地球のかかわりのことを 知っていくのがこれからのステップになるでしょう。
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2007年10月22日
耕さない
ふゆみずたんぼと不耕起栽培についてのコメントをいただきました。 (ありがとうございました!) そこで、不耕起栽培について少し。 野菜などを育てるためには 土をよく耕さなくてはいけません。 。。。というのが今までの常識。 よく耕しもしないでいるのは、なまけもの。 田んぼでも雑草がたくさん生えていたりすると 草もとらないだらしない人、と言われるものだそうですね。 なんでも勤勉に、きれいに。 日本人の長年の価値観かも知れません。 その中で、耕さないほうがいいんだ! という「不耕起栽培」なるものがあります。 耕さなくたって、野山の植物は 元気にたくましく育っている。 雑草が病気で全滅してるなんて見たことないですね、そういえば。 耕さなければ、自然のバランスで土ができるのに 耕す、と称して、人がそれをめちゃめちゃにくずしてしまう。 なるほど。 食料増産に血眼になった戦後。 当時は農薬も化学肥料も、新しいものとして また必要なものとして、どんどん投入されたんでしょう。 でも、自然のバランスが崩れたのは目に見えています。 そのことが分かったうえで、 自然の力をうまく活かしていこう、というとりくみが 農業でも徐々に広まってきています。 耕さない、一見ほったらかしの農法。 しかし、間違いなく、作物はたくましく育つといいます。 今までと違うことをするのは勇気がいりますが このままではいけない!と思う人の輪は広がっていますね。 日本不耕起栽培普及会
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2007年10月16日
オーガニックと温暖化
温暖化が急速に進んでいますね。 温暖化対策に力を注いできた アメリカのゴア元副大統領がノーベル賞を受賞するほど、逆に考えれば状況が深刻だということです。 温室効果ガスは主に二酸化炭素やメタン。 でも、例えば田んぼや畑をオーガニックにすると 土の力が回復してきます。 すると、 炭素は土の中に有機物として固定されて、 ゆっくり分解。 さらに二酸化炭素への分解もゆっくり。 慣行農業システムでは、 可溶性の窒素肥料を使いますが、これが 炭素を含む有機物の腐植を(オーガニックシステムよりも)速めることに。 有機物をどんどん二酸化炭素に分解するで 炭素は空気中に二酸化炭素としてどんどん放出されていきます。 さらにオーガニックでは、 土の中に住む菌根菌(きんこんきん)の働きがあって、 有機物の腐植化を一定に保ってくれているそうです。 えらいぞ、きんこんきん! 菌根菌はオーガニックでは、より元気に生息しているんです。 こういう菌たちは、 有機物と粘土や鉱物を結びつけて 土を粒粒の構造にしてくれます。 この粒状の土が、実は、よい土の条件。 水持ちがいいのに、水はけがよい、という魔法のような土です。 そしてその中に土の小さな生き物たちがたくさん暮らせるので 病原菌なども広がりにくいんですね。 こうして、温室効果ガスを抑える働きが オーガニックの田んぼや畑にあるとすると、 オーガニックな農法をするということは 排出権が売れるということに繋がるんじゃないでしょうか?! 日本としても、地球に役立つ取り組みをしていることになるんじゃないでしょうか?
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2007年10月15日
田んぼの土
刈り入れを終えた田んぼの土、 すでに乾いて、掘り返してあったりしませんか? 掘り返したばかりの田んぼの土を見ると、淡く青みのあるグレーであることが多いですね。 田んぼに水が入って、空気を遮断されると、土の中は酸素が少ない状態になります。 これは鉄分の色。 さて、掘り返して空気にあたっていると、 土の色が赤みをおびてくることがあります。 これも鉄分の色。 鉄が空気(酸素)に触れるか触れないかでこんな色の変化が出るのですね。 実は、田んぼに水が入って、稲が生長していくときには、 このグレーの土と赤い土が両方できます。 土の表面はまだ酸素が多いのですが、 深いところでは少なくなります。これで色が違う層ができるのです。 このことで、種類の違う微生物たちが 様々に活躍し、稲に必要な栄養が準備されているのです。 田んぼのメカニズムはまだ分かっていないことも多いですが かなりデリケートで複雑な仕組みが働いているんです。
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2007年10月09日
芸術品
もう田んぼは収穫も終わり、お休みの時期です。 しかし、春先からは、とてもたくさんの生き物たちが暮らしています。 今回、カブトエビを育ててみましたら 抜け殻がとれましたので、写真を撮ってみました。これ、芸術品です。 透明で、形も完璧。 甲羅の部分はちょっと虹色に光ってました。 自然をよく見ると、キモチワルイものもたくさんありますが こうして美しいものもたくさん。 生き物たちの美しさ、普段気づかないですが こうして間近に見るとよく分かります。
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- 14:27 |
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2007年10月05日
ハロウィン
10月31日はハロウィン。 万聖節(11月1日)の前夜祭にあたる行事です。 もともとは2000年以上昔のケルト人の宗教的行事だったものが、 キリスト教に取り入れられたようです。 しかし、世界中のお祭り、お祝いを あれもこれも取り入れるのが好きな日本人ですね。 その背景が何であったかということよりも、 商業的なものに乗せられて、あるいはなんとなく雰囲気だけを気に入って 自分たちのものにしてしまう。。 新しいものが好きな日本人ですね。 さて、 「万聖節」は、 過去に亡くなった人が、この日にはよみがえると考えられています。 キリスト教ではどうやらそういう考え方をしていないのですが やはり死んだ後も何かあると考えるのは世界共通、とくに 古い形の宗教や伝説が多く残っているところでは そう信じられていることが多いように思います。 ハロウィンで この世に戻ってくる魂は悪い霊だと思われていたそうです。 生きている人にいたずらをしたり、 悪運をもたらしたりすると考えられていました。 そういうもののせいにしたくなるあれこれはありますよね。 自然の大きな力を相手にしている農業などでは 特に、自分ではどうしようもないものへの恐れとか尊敬とか 強くなるのではないでしょうか。 悪霊を恐れる必要はないかもしれませんが、 大きな自然を感じる力、センスは これからの食べ物作りにとっても 大事になっていくと思います。
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2007年10月04日
病気のでるとき
せっかく育てた作物が病気に犯されると、がっかりです。 病気にならないよう、丈夫に育てて それでも病気になったら、やっぱり薬を使いたくなります。 病気が出るメカニズムには、まだ分からないことも多いでしょう。 一概に何が悪いのか決めるのは難しいことですね。 農業は関わる要素がとっても大きいから。。。 水。土。空気。天候。肥料。薬。種。 あまりに複雑です。 でも病気が出る原因のひとつに 病原菌も自然のバランス回復作用のひとつだという見方もあります。 生育に適さないものを なるべく早く分解して、無機的なものに戻してしまおう、とする 自然の働きだという見方です。 そうだとすると、薬などで抑えてしまうのは 本当は、よくないことになってしまうのですが。。。 その是非はともかく、 詐欺のニュースがありましたね。 会員制の電子マネーを使った。。。 そのニュースを見ていて、被害者の方には申し訳ないけど 作物と病気の関係を連想してしまいました。 もちろん詐欺は犯罪だしひどいことですから 被害に会った方の被害の回復を願います。 しかし、被害に会ったある人のインタビューから、 病理は加害者にだけあるわけじゃない、と思ってしまいました。 加害者のだます手法はすごいとしても そこに引き寄せられた何か。 何かがあるように思えます。
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2007年10月03日
セイタカアワダチソウ
強い雑草として悪名高い?セイタカアワダチソウ(背高泡立草)。 花粉がアレルギーのもとになるなんて言われた時期もありました。 でも、花粉を風でとばす風媒花ではないことが分かったので アレルギーの犯人ではないことが分かってきました。よかったね~。 休耕田などにもよく生えているのを見たことがあると思います。 でも、休耕田に?なぜ? 田んぼだったところに? セイタカアワダチソウというのは、荒地に生える草。。。 なぜ、田んぼだった、つまり肥えたはずの土のところに生えるの? と、ふと思いました。 新しく造成した土地などで、まだ土が豊かでないところに 前哨部隊のように生える草だと聞きました。 土が肥えてくると、自然と生えなくなってくるのだそうです。 ということは、田んぼだったはずの土地なのに土が肥えてない?? 不思議です。 そこで気になったのは、最近の農地の健康状態。 化学肥料。農薬。土壌消毒。。などなど。 肥料はいっぱいやってる。 消毒もして、清潔な土になってる。 でも、もしかして、もしかしてですよ、 微生物たちがいなくなっているんじゃないでしょうか?? (推測です、あくまで) 微生物たちが元気に暮らしていない土は 肥料をたくさんやっても効き目が悪くなっていきます。 植物の根っこと土が共同作業をすることができなくなるからです。 もしそうなっていたら、 セイタカアワダチソウのような、荒地に生える強い草がまず生えて 土をよい状態に戻そうとしているのじゃないか? そんなふうに思えたんです。 自然のバランス回復の力が働いている証拠かもしれませんね。 雑草はよく育つ!
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2007年10月01日
漢字で書く
最近は、植物や虫の名前はカタカナで書くのが普通になっているようです。 しかし、カタカナで書くと、ヘンな名前になってしまうものも。。。 たとえば、 薄羽蜻蛉。。うすば かげろう なんか儚げでロマンチックな名前なんですが、カタカナで書くと ウスバカゲロウになってしまって、ウスバカ?? ゲロウ?? なんだかなーーー!!(怒) 美しくないものに見えてしまいます。 漢字では難しいものもありますが、意味が分かります。 漢字でどう書くのか知ると、けっこう面白いです。 ニカメイチュウ → 二化瞑虫 ヤサガタアシナガグモ → 優形足長蜘蛛 ツマグロヨコバイ → 端黒横這 コオイムシ → 子負虫 ショウジョウトンボ → 猩々蜻蛉 モクズガニ → 藻屑蟹 サカマキガイ → 逆巻貝 などなど、などなど。
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これ、芸術品です。
透明で、形も完璧。
甲羅の部分はちょっと虹色に光ってました。
自然をよく見ると、キモチワルイものもたくさんありますが
こうして美しいものもたくさん。
生き物たちの美しさ、普段気づかないですが
こうして間近に見るとよく分かります。
