イチゴとテントウムシ

ある有機農業をやっている農家さんのお話で、
またまた感動的なものに出会ってしまいました!

その農家さんは、ハウスでイチゴの栽培をしているそうです。
もちろん、有機栽培。
ハウス周辺の農地も有機栽培。

イチゴにつくアブラムシを退治するのに、テントウムシを使っているそうです。
まわりの草むらからテントウムシを取ってきてハウスに入れ、
アブラムシを食べてもらっているそうです。

ある年、有機農業に関して、法整備などに携わり、
とても多忙になった結果、
テントウムシを取りに行くことができなくて
農作業に手をかけられなくなり、ハウスが惨憺たる有様になったそうです。

やれやれと思いながら、
ハウスのスソを開けました。

すると、周りの草むらから、
テントウムシたちが、ど~っと入ってきたそうです。

待ってましたとばかりに。。。

まるでテントウムシたちは、そこでイチゴの栽培をしていることを知っていて
ハウスが開くのを待っていたように見えたそうです。

そういう自然との関係が出来上がる有機農業。
自然の力をたよりにするのは
意外とできるものかも知れませんね。

茶碗一杯で

先日、茶碗一杯のごはんのお話をしました。

そのつづきを。。。

茶碗一杯のごはん、つまり稲3株分の環境があると、
そこに生き物たちがどのくらい生きているのだろうか、ということなんですが

おたまじゃくしは35匹でした。

これがホウネンエビだったら11匹。
ユスリカだったら168匹。
トビムシなら32匹。
ミジンコだったら、なんと5093匹。

では、逆に、アマガエル1匹暮らせる環境なら
ごはん何杯分になるでしょう。
答えは67杯。
その規模の田んぼの面積が必要ですね。

では、コサギは。。。
ごはん15万杯!

くわしくは:農と自然の研究所


環境でお米を選ぶ

食べ物の安全性が揺らぐ中、
環境で選ばれるお米があります。

環境。

一般の私たちが、よい環境で作られたお米というと、
どんな環境を連想するでしょうか。

まず、イメージとして、棚田など、美しい景観の田んぼ。
見て、感動するような景色。
こんな田んぼで採れたお米なら、食べてみたいな、と思うような。

実際に、目でみてわかる環境の尺度というものがあります。

生き物がたくさんいること。
つまり、あぜ道を歩くと、カエルがぴょんと跳ねたり、
イナゴが飛び立ったりするところ。

水の中には、タニシとかミジンコとかゲンゴロウ。
水路には魚たちや沢ガニ。
夕方になるとホタル。

田んぼにはいろいろなトンボが飛んでいて
朝露にクモの巣が光っている。

上流には里山などがあり、水もよい。

心やすまる風景。

きれいな田んぼの風景

茶碗一杯のごはん

農と自然の研究所の代表である宇根豊さんという人が、とてもおもしろく、分かりやすいことを言っています。

ごはんとカエルの関係です。

お茶碗一杯のごはん。
これは稲が3株分のお米。

田んぼで稲が3株育つと、そのまわりには
おたまじゃくしが35匹育つのだそうです。

稲を育てるには、よい田んぼの環境が必要です。
おたまじゃくしは田んぼのよい環境の一部。

私たちがごはんをお茶碗一杯食べるということは、
おたまじゃくし35匹を間接的にだけど
育てている行為につながっているんですね。

つまり、田んぼのよい環境をちょこっと育てているんです。

もしそのごはんを食べないと
その分の稲がいらなくなり、
その分のおたまじゃくしが暮らせる環境もいらなくなり
田んぼも、その環境も消えていってしまう。。

私たち、ホントに環境と繋がってるんだなあ。。と思えませんか。

私たちとおたまじゃくし。