2008年01月22日
相手の立場になって考えるということ
入院して、はや一週間。 食っちゃ寝生活が続き、気分はブロイラーなムラオカです。 本人はいたって元気なのですが、安静を要するために身動きがとれません。 症状としては、最近耳にする機会が多くなった「エコノミークラス症候群」てやつです。 難しくいうと、「深部静脈血栓症」というらしいです。 足の静脈に血栓ができて、それが肺や心臓にまわると肺梗塞、心筋梗塞を引き起こすため 血栓を薬でなくしつつ、安静に過ごさねばならないのです。 そんなわけで、2、3歩先にあるお手洗いに行くのにも、そのつど ナースコールして看護師さんに車いすで運んでもらう生活。 ベッドのうえだけ自由に動いていいのです。せまっ。 はじめての車いす生活は、なんとも世界が違いますね。 人に押してもらう場合は速度や方向転換のタイミングなど、 慣れるまではカラダが前後左右にふられて安定しにくいです。 検査のときにちょっと自分で車いすを動かしてみたときには、 ほんの数メートル移動したいだけなのにまっすぐ進めませんでした。 通りすがりの検査技師の方に「まるっきりの若葉マーク」と認定されました。ありがとー。 どんだけぶきっちょなのかと、我ながらとほほな気分です。 左右の力加減のバランスが悪いと、片側だけに力が入り回転しちゃうのです。 自分では同じ力加減でタイヤを押しているつもりなのですが、 右ききのため左の力が弱く、左旋回するのです。 病院の平らなタイルの上でさえこうなのですから、段差のある歩道や公共交通機関の利用、 ましてや雪道の移動なんて大変ですよね。 車いすを利用している方は、軽くタイヤを回しているように見えていましたが、 スムーズに移動できるまでたくさん練習を重ねたのでしょうね。 私は、ユニバーサルデザインとかユーザビリティにも興味があって、 自分でもできるだけ想像力を働かせて相手の視点に立って考えるよう 気をつけていたつもりでした。 今回のことで、ぜんぜんアマちゃんだと気づきました。 見聞きするのと実践するとは違う。 わかってたつもりですが、まだまだ甘い。 人の立場になって考えることは、奥が深いですね。 わかったつもりでも、それがほんとうにわかったことになるのか、 検証するのも難しいですし。 今回、思いがけず車いす生活を体験することになりましたが、 気づきのある貴重な体験でした。
- posted by ムラオカ |
- 11:14 |
- コメント(2) |
- トラックバック(0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://www.econakoto.net/eco_staff/tb_ping/130
この記事に対するトラックバック一覧
コメント
この記事に対するコメント一覧
- Re:相手の立場になって考えるということ
- audreyです。コンニチワ。
入院生活大変そうですね。
私の入院体験は、出産の時だけなのでシアワセ者なのかな。
ムラオカさんの言うとおり、体験しなければわからないことが多いですね、世の中。
助けを必要としているのは、少数派の人だったりするから
本当に相手の立場になって考える、という豊かな想像力が必要ですね・・・
動きたくってウズウズしていると思いますが、良くなるまで大人しくしていて下さいね! - posted by audrey |
- 2008-01-22 15:45
- Re:相手の立場になって考えるということ
- audreyさん、コンニチワ。
コメントありがとうございます!
看護師さんのいうことを聞いて、おとなしくしてますね~。
ほんと、相手の立場を考える、理解するというのは難しいですね。
簡単ではないからこそ、じっくり考えて実践することで、より深いコミュニケーションを得られることでもあると思いますが。
経験と観察と、想像と。いろんなアンテナを張り巡らせられるようでありたいです。
- posted by ムラオカ |
- 2008-01-22 20:12


