2007年10月15日
ぼくを探しに
私の大好きな絵本のひとつ「ぼくを探しに」。 自分の足りないかけらを探しに旅をするお話です。 かけらを探してあちこち旅をして、自分にぴったりあったかけらはどこにある。 道中、道端の花を見たり、蝶々とたわむれたり。 いろんなかけらとも出会いました。大きすぎたり、小さすぎたり、形が違ったり。 そして、ぼくはやっとかけらを見つけます。 自分にぴったりのかけらが見つかって、ぼくの形(球形)が完成したことで、 今までとは比べ物にならないスピードで歩けるようになりました。 あまりにも速く移動するので、道端の花を見ることも、蝶々とたわむれることも、 すれ違うものたちと語り合うこともできません。 やがてぼくは、そっとかけらをおろします。 何も触れ合うことができない完全な形よりも、不完全だけれどいろんなものと 触れ合える自分を選んだのです。 たびびとさんの今日の記事「豊かさと便利さ」を読ませていただいて、 ふとこのお話を思い出しました。 便利さを手に入れることで失う豊かさ。 あまりもの速さで進むことで見失ったものの大切さ。 豊かさを手に入れると、それを手放すには思い切りが必要です。 でも、思い切って手放した先に、今まで見えなかったものが見えてくることもあります。 今まさに、思い切る時期がやってきているのでしょうね。 有名なお話なのでご存知の方も多いかと思いますが、まだという方はぜひご一読を。 大人も読める絵本です。 ストーリーをすっかり話してネタバレしてしまいましたが、道中の楽しみ方や、 完成した後のぼくの心の葛藤の様子など、絵とあわせて読んでみると、 また違った印象があるのではないでしょうか。 もともとは結婚観や人生観について語っているお話なのですが、読み方、受け止め方によって いろいろ考えさせられることの多い本だと思います。 私も久しぶりに読みなおしてみようかな。
- posted by ムラオカ |
- 22:49 |
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