夢の扉を開く人たち

毎週日曜日は、夕食前にテレビを見てのんびり過ごすことが多いムラオカです。
この時間によく見るのが、TBS系の報道特集のあとに放映されている「夢の扉」。

明るい未来を開くことをテーマに、あらゆる業界、ジャンルの人の活動に密着した
30分のドキュメント番組です。
これまでに、カンボジアの地雷撤去に取り組む人、ドライミストで地球温暖化解消を目指す人、
足に障害を持つ人のためにおしゃれなクツを作り続ける職人さんなどが紹介されていました。
詳しくはバックナンバーでご覧になれます。

今日のテーマは、「アジア学院」。
世界の貧困地域に有機農業を広めるために活躍している荒川朋子さんが紹介されていました。
アジア学院には、アジア、アフリカからの留学生が有機農法を学び、その技術を
自国に持ち帰り広めるためにやってきています。

番組内では、アジア、アフリカの農業の現状が伝えられていました。
ガーナでは生産性をあげるために、農薬や化学肥料の使用を政府が推奨。
農薬がないと農業をやっていけないけれど、農薬や化学肥料はとても高価です。
農薬や化学肥料を買うために借金している家もあります。
借金を苦に、農薬を飲んで自殺する人もいるそうです。

字が読めない人がほとんどなので、強い農薬を間違えて使ってしまったり、
農薬をなめて確認することもあるとのこと。
フィリピンでは農薬散布をするときにマスクをしないので、農薬を吸い込みながら
作業しているのです。

こんな状況を私は知りませんでした。
アジアやアフリカは豊かな自然の大地に恵まれているとばかり思っていました。
実際には大地は農薬に侵されていっているのですね。

その現状を少しでも改善するために、アジア学院では有機農法を教えています。
農薬を使った農業しか知らなかった留学生たちは、害虫被害に対応するすべを知りません。
見つけた虫を手でひとつひとつ捕まえることしかできないのです。

荒川さんは、そうした留学生たちに答えだけを教えません。
自分の土を知り、どうしていけばいいのかきっかけを与えるだけ。
自分で考えなければ応用することができないので、自国に帰っても対応することができない
ということまで考えて教えているのだそうです。


こうした活動をしている人をもっともっとクローズアップして、世界や日本の現状、
自分たちの生活にどういった影響があるのかを知ることも、環境問題を身近なこととして
考えるきっかけになりますね。

自分の周りだけどうにかなればいいと思っていられない。
自分の行動がどういう影響をもたらすのか。
周りの人がしてくれていることで、自分がどれほどの恩恵を受けているのか。
もっと知って、感じて、行動していかなければいけないなと思いました。