行ってきました「サステナブル・ジャパン2007」(2)

サステナブルジャパン、
第二部はパネルディスカッション。

参加者は、
コピーライター/エディターの池田正昭さん、
オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さん、
文化人類学者の竹村真一さん、
渋谷区議会議員の長谷部健さんの四人。

みなさんそれぞれ、
エコをポップに表現している人たち。
なので、議論のなかででどんな話が
飛び出すのかとても楽しみだった。

…のだが、
時間の半分以上がそれぞれの人の
自己紹介で終わってしまった。
ディスカッションというよりも、
コーディネーターが振る話について
それぞれがコメントを述べる、くらいのもので、
議論らしきものはないまま終わった。

それでもそれぞれのコメントには
大変参考になる部分があり、
得るものは多かったです。

それぞれの人の話なかで
印象に残った言葉がいくつかありました。

●池田正昭さん 
・まず、(エコを表現する)自分たち自信が
 楽しむことが大切。
 成果に至までのプロセスに
 ワクワクするものがある取り組みがいい。
 ただ目的や成果だけを考えて堅苦しくやるのは、
 続けていくのが難しい。
・今まで人類はひとつになったことはない。
 その必要がなく、みんな自分の周りのことだけで
 精一杯だし、それだけでよかった。
 これからは人類はひとつであるという
 単純な認識を持って、活動に取り組んでいきたい。

●岡村貴子さん
・オーガニックコンシェルジュというのは、
 (なんでも無農薬だったらいいというわけではなく)
 どうしてオーガニックがいいのか、
 どこが違うのかというところを理解して
 物を選んでもらうことをサポートする仕事。
・オーガニックなものを買うことがエコロジーに
 つながるというところを理解してもらうための
 情報発信が大事だと思っている。
・メディアを通してたくさん情報が
 飛び込んでくる時代だけど、
 人から人に直接伝えて行くメッセージ
 というのも大事にしていきたいと思っている。
 直接的な体験を通じて「気づき」を得るような
 きっかけを作って行きたい。

●長谷部健さん
・私は活動しているときに、
 2:2:6の法則というものを頭に入れている。
 世の中の2割くらいの人が社会的な問題に
 積極的に取り組んでいて、
 また2割の人は全く無関心。
 そして残りの6割の人が興味があれば
 取り組みたいというような中間層。
 この6割の人たちが動くような仕掛けを
 考えることが大事。
 6割の人たちの半分が変わることで、
 世の中の半分が動いて、
 時代が変わって行く可能性が出てくる。

●竹村真一さん
・何よりも体が喜ぶか、というところが重要。
 わざわざ遠いところから食べ物をもってきたり、
 変なものを入れたりして、経済構造に無駄が多く、
 エレガントではない。
 体と心をよろこびを大切にした
 シンプルな仕組みが必要。
 また、輸送にかかるコストや補助金など、
 隠されているコストについても
 見えるようにしていく仕組みを
 考えてもいいのではないか。
・いま環境についての最悪のシナリオが
 提示されることが多い。
 それも真実ではあるけれども、
 私たちが意識を変えることで、
 どこに行けるのか、10年、20年後には
 こんな社会に進歩しているんだという
 未来像を見せていくことも大事。

そして最後に、
コーディネーターの水野誠一さんからはこんなコメントも。
・環境問題のことばかり考えている人には、
 環境問題は解決できない。
 暮らしを知っている人の知恵こそが、
 人の意識を変え、問題を解決していく鍵を握っている。

このあとシンポジウムは
第三部のトークセッションとなるのだが、
タレントさんなどを交えたものらしく、
どうもユルユルっぽいのでパス。
客寄せとしてはこういいうの必須なんだろうけど、
タレントの人選もエコやロハスを
強く感じさせる人にした方がいいんじゃないかなあ。
あんま興味ない人だとねえ。

まあ、一部、二部だけでも
ずいぶんためになったので、
とても実りのあるシンポジウムになりました。

●サステナブル・ジャパン2007
http://www.thinktheearth.net/jp/sj2007/event.html

☆東京コピーライターズクラブのHP内コンテンツ、
「リレーコラム」で、今週は私がコラムを書いてます。
興味のある方はのぞいてみて下さい。
http://www.tcc.gr.jp/index.html

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