大人も読みたい「土」の絵本

このところ週末になると
冷たい雨が降りますね。

いま畑は種植えの時期なのですが、
せっかく年間会員になった
「いなぎめぐみの里山」にも、
このところ足を運んでいません…。

この週末も雨でずっと家にいて、
子どもといっしょに
たくさんの絵本を読みました。

最近のヒットは、
ジュビレ・フォン・オルファースさんの
「ねっこぼっこ」。



ねっこぼっこというのは、
地面に住んでいる妖精のこと。

冬のあいだ虫たちのお世話をしたり、
春になったらきれいな服を着て外に出たり…。
一年を通して休むことがない植物たちの営みを、
ファンタジックに描いているんですね。

「ねっこぼっこ」という
子どもが喜びそうな邦題も秀逸ですが、
詩として洗練された中身の訳文も美しいです。

土の中という普段見られないところで
繰り広げられるお話なので、
子どもが面白がるのはもちろんですが、
大人が読んでも満足できるとても美しい絵本です。

土といえば、
アーマ・E・ウエーバーさんの
「じめんのうえとじめんのした」も面白いです。

20080512-01.jpg

科学的な内容を、とても平易な言葉と
シンプルな絵で伝えてくれる絵本です。

ウチの子はこの本を読んでから
土を掘るのが好きになりました。
近所でも雑草を抜いては眺めるので、
こないだおばさんに注意されてましたが(苦笑)。

この本はこう結ばれます。

「じめんの うえに すむ どうぶつも 
 じめんの したに すむ どうぶつも、 
 しょくぶつの おかげで いきているのです」。

本当に、緑を見かけたら
「ありがとう」を言わないといけませんよね。

あと、土とは関係ありませんが、
「がまくんとかえるくん」シリーズの作者、
アーノルド・ローベルさんの「ぼくのおじさん」、
これもよかったです。

20080512-03.jpg

この人の本は、
おかしいんだけど、じーんとくるんですよね。

マヌケなんだけど、いじらしい、
そんな登場人物たちを見ていると、
人間として生まれてきて、
普通に生きることの幸せを
思い出させてくれるんです。

子どもは腹をかかえて笑うんですけど、
私はちょっと胸にくるものがありますね。

ホント、この人の本は
子どもの娯楽だけに
しておくのはもったいない。
下手な小説を読むよりも、
ずっと心の肥やしになります。

雑誌やビジネス本を脇に置いて、
たまには絵本を手に取ってみるのもいいですよ。


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