殯の森

昨日は今年のカンヌグランプリ作品、
河瀬直美監督の「殯の森」を観に行ってきました。

老人ホームで暮らす
妻を亡くした痴呆症の老人と、
そこに勤める子供を亡くした女性が
荒々しい自然のなかでぶつかりながらふれあい、
命と向き合う、という深い深い物語。

それぞれの登場人物の背景が
垣間みれる前半部の時点ですでに
涙がチョロチョロ流れはじめましたが、
物語が深いところに急展開していく後半部は
心の奥にある大きなものを
ワシづかみされるような感覚に襲われ、
フィナーレまで涙を流すことさえ
忘れてしまいました。

生きるということをめぐって悩む人間と、
時間を超えて悠然と「在る」森との
コントラストを見ていると、
ひょっとしたら、
生きる意味なんかなくて、
生きているということ、
そのことだけでも意味があるんじゃないだろうか、
なんて思ってしまう。

人間も自然の一部なんだから、
ただ遺伝子を未来につなぐ
大きな流れの一部でしかなく。

でも、頭ではそんなふうに
クールに考えていても、
複雑な心で必死で「意味」をつかもうとするのが
人間の悲しさであり、面白さでもある。

「生きるって、何だろう。」
この問いからは、人間誰しも
生きているうちは逃れることはできないだろう。

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今日がおわっても 明日がきて 
長くはかなく 日々はつづくさ 
意味なんかないね 意味なんかない 
今にも僕は 泣きそうだよ 

(「BABY BLUE」フィッシュマンズ)

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私が観た渋谷ユーロスペースでは、
16日に河瀬監督のトークショウも行われます。
まだ観てないという方は、これを機会に
観に行かれてはいかがでしょうか?

全国でもロードショーされるので、
興味がある方はぜひ映画館で観て下さい。
深く大きな森の映像が素晴らしいので
スクリーンで観ると感動が増します。

●殯の森(公式HP)
http://www.mogarinomori.com/

●河瀬直美(公式HP)
http://www.kawasenaomi.com/

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Re:殯の森
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
映画「殯の森」もとりあげました。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
Re:殯の森
kemukemuさん、おはようございます。
ブログ拝見いたしました。
写真が美しいですね!
殯の森は本当に素晴らしい映画でした。
日本ではあまり話題になっていませんが、
古い森がたくさん残っている日本でこそ、
多くの人に見られるべき映画だと思いました。
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