「好都合な真実」講演レポート(1)

「好都合な真実」の講演メモを、
これから何日かに渡って載せていきます。

※あくまでも私のメモです。
疑問などがある場合は、講演の内容に近い
田中優さんの近著をお読み下さい。

■温暖化の影響は、地域によって異なる

南太平洋の島はどんどん海水に浸食され、
ヒマラヤ山脈の氷河がどんどん溶けている。

特にヒマラヤ周辺はひどいことになっていて、
氷河が溶けてできた氷河湖が決壊して
たくさんの村が沈んでいる。
ヒマラヤ山脈は世界一人口が多い
アジア全域の水源となっている。
氷河がなくなることで農業ができなくなり、
たくさんの人が飢える可能性がある。
またこの地域は他の地区の10倍の早さで
氷河の溶解が進んでいるので、
もはやそれを食い止めるのは不可能な
レベルに達している。

日本は国土の3分の2が森林。
森林はある程度自分自身で
環境を調整する機能を持っている。
そのため日本は比較的温暖化の影響が
ゆるやかになっており、実感しづらい。
そんな安全な日本で「温暖化はウソ」と言っていいのか。
そういうことは、チベットの村に住んでから言って欲しい。

いまはまだ森林の働きのおかげで
温暖化の影響はさほど受けていない日本だが、
気候変動の早さが植物が対応できないくらい
早くなってきているので、いつまで
のんきでいられるのか分からない。

■温暖化は世界では明らかな事実

いまサミットなどで温暖化がテーマになるほど
世界は温暖化の問題を深刻に捉えている。
それはなぜかというと、
IPCCが立てた温暖化の予測どおり、
もしくはそれよりひどい形で温暖化が
進んでいることが分かってきたから。

気温、海面上昇、積雪量のシミュレーションが
的中してきているのを受け、
IPCCは最新の報告で
温暖化の事実と、その温暖化が
人類の活動の影響であると断言した。

■ボジティブフィードバック

植物は気候の変化により
植生の移動をすることができるが、
現在はCO2の増加によりその移動のスピードが
気候の変化に追いついていない。
そのため、今後どんどん枯れる木が出てくる。
木が枯れるとCO2を排出する。
また仮に今木を植えても、
その木が育つ頃には気候が変わっているので
その木は枯れてしまう。

日本はこれまで
世界の3分の2の熱帯雨林の木を
伐採して使ってきた。
それが批判を受けたことで、
いまは熱帯雨林の木を買うのではなく、
シベリアの木を買いまくっている。
その結果、シベリアの氷河が大量に溶けている。
シベリアの氷河の下にはメタンガスがあり、
それが空気中に排出されることで
さらに温暖化を促進することが懸念されている。

■温暖化対策に本気の外国、ズレてる日本

日本は温暖化対策に本気で取り組んでいないが、
海外、特にヨーロッパはかなり本気で取り組んでいる。
地球温暖化はもう当たり前の事実として受け止め、
人類滅亡を防げるターニングポイントはいつか、
という議論にまで進んでいる。

温暖化、エネルギー対策として
日本は「原子力立国」を宣言しているが、
ウランは枯渇しているし、
核燃料の再処理には莫大なコストがかかる。
放射能の放出も膨大で、
クリプトン85は国内全原発55基の
15000倍放出することが予測されている。

放射能は水に溶けにくく、
風に乗って飛んで行く。
六ヶ所村の核燃料再処理施設が本格稼働すれば、
三陸沖から房総半島まで放射能が流れて行くと
言われている。
食べ物を通して体内に取り込まれる放射能も
怖いけど、実は呼吸をして肺に取り込まれる
放射能の影響も大きかったりする。
六ヶ所村が本格稼働して最初に白血病になるのは
サーファーかもしれない。

<続きます>

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