2007年08月09日
「ウォータープラネットキャンペーン」スペシャルトーク(2)
トークの二部は、福田崇人さんです。 こちらもメモをパラパラと…。 *********************************** ●2050プロジェクトについて ・非営利の2025プロジェクトというのを立ち上げた。 「2025」というのは、スウェーデンでは70年代から 25年後の国のビジョンを提示しているということを知り、 その姿勢に感銘を受けたから。 ・2025プロジェクトで進めていることは、 エコセレブの育成。影響のある著名人を用いて 環境メッセージを伝えることで、 大きなムーブメントにしていくことを目指している。 ・最近の事例は「たりないピース」。 宮崎将・あおい兄妹が世界を旅するというテーマの写真集をリリース。 最新刊はデンマークの旅。デンマークは幸福度が世界一の国 (ちなみに日本は90位。真ん中くらいらしいです)。 デンマークは環境についての取り組みも進んでいるので、 「環境=幸福」なのかもと思った。 今回の企画はその仮説を検証する旅となる。 ・Tigers saves TIgersという企画も行っている。 球団のキャラクターになるほどポピュラーな動物である トラが現在たった5000頭しかいないという事実に ショックを受けたことがきっかけ。 タイガースの勝利数と同数のパトロールキットを トラの生息地に寄付する取り組みと、 フェアトレードの「トラカムバック」を売り、 作る人に仕事をもたらし、売り上げの一部を 虎保護基金に寄付するという取り組みを行っている。 ●ツバルに行って ・地球温暖化の影響で沈みかけている島、ツバルに実際行ってみた。 ・現状はかなりひどいことになっており、 沿岸部は海水に浸食され、砂浜はなくなり、 根が傷んで傾いたヤシの木がたくさん並んでいる。 島の中のほうでも広場の真ん中から海水が出てくることには驚いた。 ・風や波から集落を守っていたヤシの木がなくなることで、 台風の被害が大きくなってきている。 ・これまで島の人々はココヤシとタロイモで自給自足していたのだが、 塩害の影響で作物はほとんど育たなくなっている。 そのため食糧は輸入に頼りきっており、 缶詰やペットボトルといったゴミがあふれいてる (島にはゴミ処理施設はなかった)。 ・住民はオーストラリアやニュージーランドに移住できるが、 それも向こうで仕事をする資格を持っている人だけ。 農業や漁業で暮らしていた人は移住しにくい。 「環境難民」というのは世界でまだ例がないが、 ツバルは最初の例になるかも知れない。 …てな感じで、写真を交えた生々しいレポートは 興味深かったのですが、ここで9milesのパーティのため席を立ちました。 福田さんはグリーンランドにも行かれたそうなので、 残ってればその話も聞けたかも知れません。 *********************************** 「サステナ」のマエキタさんも、 「2025」の福田さんも、 某巨大広告代理店のクリエイター。 安定した立場でいながら NPOで思い切りエコ・クリエイティブに チャレンジできるというのはとてもうらやましい。 逆にいうと、まだ現状では 思いきったプロジェクトや タレントなどたくさんの人を巻き込む エコ・クリエイティブは 何かの大きな後ろ楯がないと キツいってことかな〜。 てなことを考えると、 あくまでも草の根でやってる私は、 ときどき無力感や苛立ちに 押しつぶされそうになるときがあります…。 ●2050プロジェクト http://www.2025.jp/pc/index.html ●ウォータープラネットキャンペーン(Think The Earth) http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/index.html ☆「鯨肉を梱包するための段ポールを受け渡しする作業中」って? 日本の「調査捕鯨」船って、実は鯨肉加工船なんですね。 ●調査捕鯨船で昇降機に挟まれ1人死亡(スポーツニッポン) http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070806075.html
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2007年08月08日
「ウォータープラネットキャンペーン」スペシャルトーク(1)
おとといは9milesのパーティの前に、 Think The Earthプロジェクトが展開している 「ウォータープラネットキャンペーン」の スペシャルトークに行っていました。 スペシャルトークは、 サステナビリティ・プランナーの足立直樹さんの一部と、 アートディレクターの福井崇人さんの二部の二部構成。 一部に遅刻して会場に入り、 二部は早退するという 中途半端な参加の仕方でしたが、 学んだものは多かったです。 あくまでも個人的なメモですが、 スペシャルトークの内容をお伝えします。 ●第一部:足立直樹さん ・水というのはとても特殊な物質。 三態に変化したり、イオン物質を溶かしたり、表面張力があったり…。 そんな特殊な物質だからこそ、多くの生命を育むことができる。 ・海は多様な生物が育つ条件をたくさん兼ね備えている。 紫外線がなく温度変化が少ない、栄養素や酸素が溶け込んでいる、 乾燥しない、浮力がある…など。 ・浮力があることで、海の生物には構造的な自由がある。 色、形、大きさが実に多様。 その全体像はまだ明らかにされておらず、 熱帯雨林よりも生物多様性が豊かな場所である可能性がある。 ・温暖化が水に暗い影を落としている。 水の動きが変わることで気候が変わり、植生が変わり、 農作物の不作と森林破壊が懸念される。 サンゴが白化することで、二酸化炭素の吸収率が下がり さらに温暖化が加速する。 また、微生物もいなくなり、魚が減っていく。 ・魚介類の乱獲も問題となっている。 たとえばマグロは1970年の漁獲量は90万トンだったが、 1990年には190万トンにもなっている。 その3分の1を消費しているのが日本。 中国の経済発展や欧米の健康志向で、 世界的に魚の消費量が増加している。 現在全体の8割が過剰漁獲の状態にあり、 水産資源の枯渇が懸念されている。 ・農作物にはたくさんの水が使われている。 たとえばお米を1トン作るのに3600トンもの水が使われる。 特に問題となっているのは畜産に使われる水。 家畜のエサを作るためにたくさんの水が使われ、 さらに家畜を育てるためにたくさんの水が使われる。 たとえば牛肉1トンのために穀物が11トン必要になり、 トータルで使われる水は20700トンにものぼる。 牛丼一杯で、500ミリリットルのペットボトル 2000本もの水が使われることになる。 たくさんの食べ物を輸入するということは、 たくさんの水を輸入することと同じ。 水不足は、雨がたくさん降る日本人にとっても他人事ではない。 ・水は生命にとって必要不可欠なものであり、 その水がちょっとバランスが崩れることで、 致命的な影響を受けることになる。 ●ウォータープラネットキャンペーン(Think The Earth) http://www.thinktheearth.net/jp/waterplanet/index.html ☆本家HP「ecogroove」、 トップページのコピーを差し替えました。 「エアコン消して、夏を楽しもう」の第二段です。 http://nippon-bashi.biz/ecogroove/
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