世界の指導者が見なければいけない展覧会(カンヌ2007)

カンヌ、まだまだスゴい広告がありました。

それは、
「WORLD PRESS PHOTO EXHIBITION 」という
報道写真の展覧会の広告キャンペーン。

●WORLD PRESS PHOTO EXHIBITION
http://www.canneslionslive.com/titanium/win_23_1.htm

「世界の報道写真」というと、
どうもキッツい写真が多い印象があって、
足を運ぶのをためらってしまう。

とかく入場者が少なくなりがちな
報道写真展に人を呼ぶための鍵となったのは、
「この展示を見ないといけないのは、
 誰よりもまず、世界のリーダーたちだ」
という視点。

広告制作者たちは
ブッシュ大統領をはじめとする
世界の指導者に写真展の招待状を送りました。

その招待は断られたものの、
返事として届いた手紙を屋外広告で公開、
そして電話でのやりとりも
ラジオCMやWebで公開したのです。

屋外広告のコピーは
「彼らが見ていなければならない展示を見てください。」

これらの挑戦的なキャンペーンは
メディアでも多く取り上げられ、
展覧会が行われた時期は例年にない
厳しい冬だったにもかかわらず、
従来よりも30%多くの人が
訪れることになったそうです。

こないだまで東京でも
「地球の上に生きる」という写真展をやってましたが、
その出品作のひとつ「在イラク米軍夜間パトロールの悲劇」
という写真が衝撃的で、私はビビって
行くのをためらってしまいました…。

ちなみにその写真は、
夜中に家に押し入った米軍の兵隊によって
目の前で銃殺された親の返り血を浴びて
泣き叫んでいる女の子の写真です。

本当に辛い写真ですが、
これが現実なんですね。

「国際貢献」の名のもとに、
日本も在イラク米軍の支援をしていますが、
自分たちの税金が惨い人殺しに使われていると思うと
やりきれない思いがします。
辛いですが、目を背けてはいけない問題ですね…。

でももしこんなキャンペーンが
日本でも展開されてたら、
見に行ったんじゃないかなあ。

だって、
「彼ら(世界の指導者)が
 見ていなければならない問題」だよ。

痛々しい写真ばかりでも、
同じ地球に生きる人間として見とかなきゃ!
って思うもんなあ。

↓以下、ショッキングな写真が掲載されているので
 クリックする前にご注意を。

●地球の上に生きる2007 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2007june/gallery_abc_070529.html

●第三回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞
http://www.daysjapan.net/award/award2007/index.html