2007年09月09日
「好都合な真実」講演レポート(1)
「好都合な真実」の講演メモを、 これから何日かに渡って載せていきます。 ※あくまでも私のメモです。 疑問などがある場合は、講演の内容に近い 田中優さんの近著をお読み下さい。 ■温暖化の影響は、地域によって異なる 南太平洋の島はどんどん海水に浸食され、 ヒマラヤ山脈の氷河がどんどん溶けている。 特にヒマラヤ周辺はひどいことになっていて、 氷河が溶けてできた氷河湖が決壊して たくさんの村が沈んでいる。 ヒマラヤ山脈は世界一人口が多い アジア全域の水源となっている。 氷河がなくなることで農業ができなくなり、 たくさんの人が飢える可能性がある。 またこの地域は他の地区の10倍の早さで 氷河の溶解が進んでいるので、 もはやそれを食い止めるのは不可能な レベルに達している。 日本は国土の3分の2が森林。 森林はある程度自分自身で 環境を調整する機能を持っている。 そのため日本は比較的温暖化の影響が ゆるやかになっており、実感しづらい。 そんな安全な日本で「温暖化はウソ」と言っていいのか。 そういうことは、チベットの村に住んでから言って欲しい。 いまはまだ森林の働きのおかげで 温暖化の影響はさほど受けていない日本だが、 気候変動の早さが植物が対応できないくらい 早くなってきているので、いつまで のんきでいられるのか分からない。 ■温暖化は世界では明らかな事実 いまサミットなどで温暖化がテーマになるほど 世界は温暖化の問題を深刻に捉えている。 それはなぜかというと、 IPCCが立てた温暖化の予測どおり、 もしくはそれよりひどい形で温暖化が 進んでいることが分かってきたから。 気温、海面上昇、積雪量のシミュレーションが 的中してきているのを受け、 IPCCは最新の報告で 温暖化の事実と、その温暖化が 人類の活動の影響であると断言した。 ■ボジティブフィードバック 植物は気候の変化により 植生の移動をすることができるが、 現在はCO2の増加によりその移動のスピードが 気候の変化に追いついていない。 そのため、今後どんどん枯れる木が出てくる。 木が枯れるとCO2を排出する。 また仮に今木を植えても、 その木が育つ頃には気候が変わっているので その木は枯れてしまう。 日本はこれまで 世界の3分の2の熱帯雨林の木を 伐採して使ってきた。 それが批判を受けたことで、 いまは熱帯雨林の木を買うのではなく、 シベリアの木を買いまくっている。 その結果、シベリアの氷河が大量に溶けている。 シベリアの氷河の下にはメタンガスがあり、 それが空気中に排出されることで さらに温暖化を促進することが懸念されている。 ■温暖化対策に本気の外国、ズレてる日本 日本は温暖化対策に本気で取り組んでいないが、 海外、特にヨーロッパはかなり本気で取り組んでいる。 地球温暖化はもう当たり前の事実として受け止め、 人類滅亡を防げるターニングポイントはいつか、 という議論にまで進んでいる。 温暖化、エネルギー対策として 日本は「原子力立国」を宣言しているが、 ウランは枯渇しているし、 核燃料の再処理には莫大なコストがかかる。 放射能の放出も膨大で、 クリプトン85は国内全原発55基の 15000倍放出することが予測されている。 放射能は水に溶けにくく、 風に乗って飛んで行く。 六ヶ所村の核燃料再処理施設が本格稼働すれば、 三陸沖から房総半島まで放射能が流れて行くと 言われている。 食べ物を通して体内に取り込まれる放射能も 怖いけど、実は呼吸をして肺に取り込まれる 放射能の影響も大きかったりする。 六ヶ所村が本格稼働して最初に白血病になるのは サーファーかもしれない。 <続きます>
- posted by ecogroov |
- 06:14 |
- エコイベント |
- コメント(0) |
- トラックバック(0)


