2007年09月11日
「好都合な真実」講演レポート(3)
今日は9月11日。 ニューヨーク、そしてイラクで亡くなった たくさんの人びとのご冥福と、 いま世界で生きるすべての人の幸せを お祈りします。(合掌) さて、「好都合な真実」の講演メモの続きです…。 田中優さんのソロパート、いよいよ佳境に 入ってまいりました。 ※あくまでも私のメモです。 疑問などがある場合は、講演の内容に近い 田中優さんの近著をお読み下さい。 ■CO2削減は家庭から、というのは責任のすり替え CO2削減は家庭から、 とかさかんに言われるけれども、 実際家庭から排出されるCO2は 全体のうちの8分の1でしかない。 産業により排出されるCO2のほうがはるかに多く、 上位167の事業所で全体の約半分の CO2を排出している。 さらにその半分が 火力発電により排出されている。 電気はためることができないという性質と、 ピーク時の発電量をまかなうために、 発電所はたくさん作られている。 電力のピークは、 「夏場の平日、14時〜15時、31℃を越えた日」 に限定されており、だいたい1年で10時間程度。 この時点での電力を 抑えることができれば 発電所をかなり減らすことができる。 ピーク時の電力を抑えるために、 アメリカのある電力会社は エアコンと他の器具に使う電気の線を分け、 ピーク時にはエアコンに送る電力を 各世帯5分ずつずらしてオフにするなどの工夫をしている。 たった5分みんなが消すだけで、 かなりの電力が削減できる。 電力会社や政府の側でできる工夫はまだまだある。 産業で消費される電力が減らない理由として、 料金体系の問題がある。 家庭の電力は使えば使うほど 電気代が高くなるように設定されているのだが、 産業向けの電力は使えば使うほど単価が安くなっている。 使わないと損、という仕組みになっているため、 産業界の努力が進まない。 またCO2削減のために原発を、 というような宣伝が大量にされているが、 先日世界の主要企業が集まる会議(WBCSD)で、 電力におけるCO2削減排出量算出の対象は 火力のみと決定され、いくら原子力を増やしても それをCO2の削減とはみなさないことになっている。 その会議には東京電力も関西電力も 参加しているにもかかわらず、 矛盾したメッセージをマスコミを通じて流している。 また原発は建設するのに2、30年かかり、 稼働するのが50年ということから、 いま原発を作って稼働するころには 日本の人口が減っており、 無駄な発電施設と莫大な処理コストが 残されることになる。 そのため電力会社は必死で 電力の需要を伸ばそうとしている。 電力需要を増やすために いま普及しようとしているのが「オール電化」。 エネルギー需要をガスから奪うことが課題とされている。 オール電化については 電磁波の健康被害も懸念される。 IH調理器から出される電磁波は約0.4マイクロテスラ。 WHO(世界保健機関)は0.3—0.4マイクロテスラ以上の 電磁波にさらされていると小児白血病の発症率が 2倍になるとのことから、各国政府に対策を要請している (ちなみに日本政府は全く対策に動いていないし、 この決定についてもあまり国民に知らされていない)。 それくらい危険な調理器具を毎日女性が お腹に近い部分で使うことに不安を感じる。 これから子どもを産まれる女性には オール電化はおすすめできない。 <まだ続きます…>
- posted by ecogroove |
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