2007年12月09日
12月の親子自然観察会
昨日は林試の森の親子自然観察会でした。 公園内は紅葉のまっさかり。 たくさんの植物たちが冬支度をしていました。↑赤、黄、緑。まるでラスタカラー! 観察会は、 まず冬でも青々としている常緑樹を 観ることから始まりました。 常緑樹の葉は分厚かったり、 表面がテカってたり、 枝と葉が近い位置にあったりと、 独特な構造をしています。 中でもおもしろかったのは、 葉の裏側をけずると黒くなる葉っぱ。 昔の人はこの葉に写経したり、 手紙にしたりしたそうです。 子どもはとてもこの葉を気に入って、 おばあちゃんに手紙を書くと言っていました。 葉っぱの手紙、素敵ですよね。
次は寒い中花を咲かせている木。 よく見ると、小さい花をつけている木が たくさんあります。 また、地面に渋く美しい花を 咲かせている植物もあります。 写真はキチジョウソウの花。 見つけるのが難しく、 見かけるといいことがあるというとから この名前がついたそうです。 すぐに見つけられた私たち、 いいことあるかも知れません。 食べられる実もいくつかありました。 たくさんの種を持つもの、 動物が持ちやすい形になっているものなど 色々ありました。 普段たくさん甘い物を食べている 現代人にとってはそれほど甘く感じないですが、 昔は子どもたちも喜んで木の実を食べていたそうです。 果物の種は、ルーペで観たりすると 薄い膜におおわれていたりします。 これはなぜかというと、 動物が飲み込んでも胃の中で 消化されないようにするためだそうです。 ウンチに混じってあちこちに 広がろうという魂胆なのですね。
私が肉をあまり食べないのは 動物がかわいそうとうのも 理由のひとつなのですが、 そう言うと「野菜だってかわいそうだ」と 反論されることがあります。 でも私は、植物というのは風に飛ばされたり、 食べられたり、運ばれたりして増えて行く という性質があるので、 むしろ食べられたりいじられたりするのが 幸せなんじゃないかなぁと思っています。 (むやみに傷つけるのは論外です。) 植物のことを知るにつけ、 人間や動物の視点を簡単に当てはめるのは 乱暴なことなんじゃないかと 思うようになってきました。 さて脱線しましたが、 観察会はその後、 春に向けて準備をする植物の働きを 観ていきました。 ドングリは、 早くも秋から芽を出して 土に根を張ろうとしていました。 冬の間に根を張って、 春になったら他の植物に先んじて 大きくなろうという意図があるようです。 枯れ葉をガサガサほじくってみると、 黒くなったドングリがたくさんありました。
広葉樹の木の下は たくさんの落ち葉が積もっていて、 早くも腐って土になりはじめていました。 広葉樹の葉というのはじっくり積もって土になるので、 栄養分が豊富でたくさんの生き物を育む 基礎になるそうです。 実際、ほじくったら ミミズやらハサミムシやらが ワラワラと出てきました。 また、保水力もあるので、 土砂崩れなども防いでくれるようです。 最近は植林された針葉樹の森が多いので、 保水力がない危うい森がたくさんあるそうです。 何にしてもそうですが、偏りすぎると 自然というものはうまくいかないんですね。 季節柄、 落ち葉拾いくらいなものかなぁと思っていた 親子自然観察会、 意外にたくさんのことを学べ、 また木の実や葉っぱなどのおみやげも 袋いっぱいに持って帰ることができました。 子どもがハサミムシを持って帰ると 言ったのには困りましたが…。 一泊お泊まりしてもらったので、 今日はまた森に返しに行こうと思います。
- posted by ecogroove |
- 07:36 |
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