進化を終わらせるな。(カンヌ2007より)

今日はインターネットメディアの
「サイバーライオン」からのご紹介。

フラッシュを使ったEメールです。
上から下にかけて、虎の進化のプロセスが
イラストで描かれており、スクロールバーを
ダーッと下ろすと、微生物から虎までの
進化が見れるようになっている。

●TIGER EMAIL
20070630-00.JPG
http://www.canneslionslive.com/cyber/win_4_3_01877.htm
「Launch」というところをクリックすると、
実物のイメージが見れるページに飛びます。

微生物が魚になり、陸に上がり、
やがて虎になり…そして最後には
毛皮の服となり、そこで進化が終わってしまう…。
最後のコピーは「Don't let be the end.」
(進化を終わらせるな。)

CMよりもはるかに安いコストで
制作できるメールも、
やりようによってはかなり印象強く
メッセージを伝えることができる。

読み手が自分の手を動かすという
インタラクティブ性が、
メッセージをより積極的に読ませる効果を
もたらしている。


十分な大きさの水族館なんかない!(カンヌ2007より)

カンヌ受賞の環境広告から。
今日は、数ある動物愛護の広告の中でも
特にインパクトのあったものをご紹介します。

屋外の広告スペースに、
ぐしゃぐしゃにして
無理矢理詰め込まれた
動物のポスター。

●SHARK
20070629-00.JPG
http://www.canneslionslive.com/outdoor/win_4_4_01830.htm

●DOLPHIN
20070629-01.JPG
http://www.canneslionslive.com/outdoor/win_4_4_01832.htm

メッセージは、
「十分な大きさの水族館なんかない。」

狭い空間に動物たちが
閉じ込められているということを、
限られた媒体スペースを用いて
その場にいる人に強く訴える
広告になっています。

媒体の使い方もさることながら、
都会の陸の上に水の生き物がいるという
ギャップもインパクトを高める効果を
もたらしています。

水族館というのが、
動物たちにとって
異常な場所なんだということが
皮膚感覚で頭に入ってきます。


笑えない環境問題の縮図(カンヌ2007より)

カンヌ受賞の環境広告、
今日はグラフィックからです。

タイトルは「TREE」20070628-00.JPG
http://www.canneslionslive.com/outdoor/win_2_3_03609.htm

一目みてあれ?と思って、
ちょっと眺めてクスっと笑い、
しばらくして重苦しい気持ちになります。

たくさんの木を切り倒した人が、
木陰で一休みをしている絵。

自分たちにとって大事なものを、
目先の欲で壊し続けているという、
現在の環境問題の縮図のような広告。

思い当たる部分が多々あるので、
ことさらコピーがなくても、
ズシンと響くものがあります。

セヴァン・スズキの
伝説のスピーチの一節を思い出します。

「どうやって直すのか分からないものを、
 壊し続けるのはやめてください」。


海の環境を守るCM(カンヌ2007より)

昨日に引き続いて、
カンヌを受賞した環境広告をご紹介します。

今日は銅賞を獲ったグリーンピースの「BREATHE」です。


20070627-00.JPG

●BREATHE
http://www.canneslionslive.com/film/win_4_5_02200.htm
右側の大きな画像をクリックして下さい。
QuickTImeで動画が再生されます。

海や川の水が
満ちたり引いたりする映像に合わせて、
人間が呼吸する音がかぶる。

そして最後にコピー。
「私たちが吸う酸素の半分は、海からできている。」
「生きている海を守ろう。」

自分と自然とのつながりを
感覚的に理解させるとともに、
海から(サンゴや海藻からかな?)
酸素ができているという
意外な事実を突きつけ、ハッとさせる。
そして最後のメッセージを
バスンと叩き込むというCM。

視覚的にインパクトのある映像と、
意外な音の組み合わせで「なんだろう?」と思わせて、
最後にタグラインで「答」を出すという、
典型的な(Why?→Because…)型のCM。

しかしながら凡庸なCMに終わっていないのは、
やはりメッセージの核に
意外性のあるメッセージを据えているから
なんだろうなあ。

演出や映像も大切だけど、
やはり何よりも視点発想が
大事なんだなと改めて思いました。


ドイツの風力発電CM(カンヌ2007より)

カンヌ広告祭が先週土曜に終わり、
いまWebでは全ての受賞作が
見れるようになっています。

今日はその中から、
フィルム部門で金賞を受賞した 
WIND ENERGY INITIATIVEという
風力発電の会社のCM
「POWER OF WIND」をご紹介します。

20070626-00.JPG

ストーリーは、
CGで人格化された風
(かなりクセのあるルックス)が
独白するという内容。

暇でいたずらばかりしていた風が、
風力発電会社の人と出会い、
自分の力を人のために使うことが
できるようになった、という話を
淡々と語る。

風力発電とかのグリーン電力って、
「すごくいいんです!」みたいに
正義ヅラしたアプローチをしがちなんだけど、
このCMは「風はこれまでやっかいで無駄だった」、
というところから発想している。

そんな風を人格化することで共感を誘い
(ダメな奴って共感されやすい)、
さらにその風を利用している会社も、
ストーリーでは社員という人格を用いて表現している。

つまり風という自然物と、
会社という法人をうまく
キャラクターとすることで、
共感、そして理解を促しているのだ。

しかしこんななめらかなCGを
使ったCM作るなんて、
この風力発電の会社は儲かってるんだなあ。

クレジットを見ると
国はドイツということになっている。
さすが代替エネルギー先進国。
日本も原発のCM作ってる場合じゃないよね。

●POWER OF WIND
http://www.canneslionslive.com/film/win_2_2_03927.htm
リストの1列目の、一番右の画像をクリックして、
右に大きく表示された画像をクリックすると、
Quick TIme で動画が再生されます。


環境若手社会人ギャザリングで語る(熱く!)

土曜日は、
「環境若手社会人ギャザリング」
なるものに行ってきました。

午前中は講演会、
午後は各テーマに分かれての分科会
という構成のこのイベント、
午後の分科会のファシリテーターとして
お誘いを受けていたのです。

私が担当する分科会のテーマは
「環境コミュニケーションのこれから」。

環境コミュニケーションというのは、
知りすぎた送り手と、関心のない受け手の
間に深い溝があるため、
実はとても難しいのです。

そこで分科会では、
基本的な技法について、
「チョコレボ」の事例を交えてお話しました。

みなさんお金を払って
わざわざ休日に来ていただいているので、
とにかく実用的な内容になるよう、
マニュアル的なレジュメを作って
講義のような形ですすめました。

とても濃い内容を
速いスピードでお話したので、
うまく伝わったかどうか心配でしたが、
みなさんとても真剣に話を聞いてくださいました。

ひとりでも多くの若い人に
「伝わる」環境コミュニケーションの
ノウハウを知っていただき、
社会の流れが変わるきっかけになればと思っています。

数ある分科会の中から
私のユルい分科会に来てくださった皆さま、
どうもありがとうございました!

質問やご意見があれば、
お気軽にお聞かせ下さい。

●環境若手社会人ギャザリング
http://www.sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi?mode=view&no=235

●チョコレボ
http://www.choco-revo.net/

みつろうキャンドルで甘〜くスローな夜

夏至の昨日は、キャンドルナイト。

家に帰ってすぐにキャンドルに火をつけ、
キャンドルの明かりだけでビビりながら
ササッとジャークライスを作る
(ジャマイカの辛うまスパイス、
 ジャークシーズニングで炒めたチャーハンのこと)。

BGMはUAの「Golden Green」。
不思議な音色がキャンドルの
ゆらめく光によく合うわ。

花とキャンドルをながめながら
ジャークライスをほおばり、
キャンドルナイト前半終了。

炎を眺めてると、
頭ん中がスローモーションになってきて、
気持ちが落ち着いてくる。
これは気持ちいい。
クセになりそう。

ご飯を食べ終わり、
UAのCDが終わったので、
次はLeyonaの「Rollin' & Tumblin'」をかけ、
ビールを空ける。
う〜ん、楽しい。

もうこれから夜は電気いらん!
なんて気持ちになってしまう。
夜は闇を味わう時間。
それでいいじゃないか。
なんて思ってしまった。

ちなみにキャンドルは天然はちみつ専門店
「PBees」のワークショップで
ヨメが作った手作りのみつろうキャンドル。

ほんのり甘い香りの炎が気持ちいいです。
明るくなるように、しんを二本にして
作ってあるのでとても明るい。

こんなに楽しいキャンドルナイト、
毎月でも、いや、毎週でもやっていい。

みなさんはどんな
キャンドルナイトを過ごしましたか?

20070623-01.JPG


ベジアリアンのおいしい誕生日

先日は誕生日を迎え、
家族からささやかな
お祝いをしてもらいました。

晩ご飯のメニューは、
豆腐ハンバーグと中華風おこわ。
どちらも「ロハスな食卓」という本からの
レシピをもとにしたそうです。

動物性の食材を使わずに、
ちょっといい感じの料理を
したいときに使えるレシピが
多く載っているようです。

どちらもとてもおいしくて、
ついつい食べすぎてしまいました。

飲み物はリンゴのシードル。
香りの強いシャンパンみたいで、
ちょっと濃いめの料理にぴったり。

この日は私の周りの人にいいことが
いっぱい起こって、
それも何よりのプレゼントとなりました。

ごちそうさま。
ありがとう。

20070622-00.JPG


カンヌ広告祭で、エコ広告がグランプリ!

20070621-00.JPG

いま、世界最大の広告祭である
「カンヌ広告祭」が開かれている。
その中の屋外広告の部門(OUTDOOR LION)で、
太陽電池を使った看板がグランプリを受賞した。

南アフリカのBBDOが制作した、
NEDBANKという銀行の看板で、
メッセージは
「WHAT IF A BANK REALLY DID 
 GIVE POWER TO THE PEOPLE?
(銀行が本当に人々の力になれるとしたら?)」

私は英語がからっきしダメなので、
実はよく分かってないのだが、
プレゼンボードやムービーを見て
自分なりに解釈したところでは、
どうやらこの看板でできる電気は
小学校で使われているようで、
給食の調理などに役立っているようだ。

カンヌのグランプリというと、
表現や発想がブッ飛んだものが多い印象がある。

この受賞は、企業のアイデンティティを
広告として表現しながら、
同時に社会貢献にもなっているという点が
評価されたのだろう。

しかし何よりも、いま世界規模で
大きな問題となっている地球温暖化に対し、
新しい広告媒体という形で応えているところが
グランプリ受賞を後押しした一番の理由だと思う。

口あたりのいい言葉や、
厳しい現実をつきつけるだけではなく、
広告そのもので具体的に問題解決に取り組む。
こんな広告、日本でもやってみたいなあ。

(英語がよく分かる方、プレゼンボード読み込んで
 この広告の正しい趣旨を教えてもらえますか?)

★OUTDOOR LIONS グランプリ受賞作「POWRE TO THE PEOPLE」
http://www.canneslionslive.com/outdoor/win_1_1_03748.htm

●CANNES LIONS 2007(あ〜、行きてえ〜!!)
http://www.canneslions.com/


エコロジスト、コース料理にうなだれる。

昨日は仕事の打ち上げで韓国料理のお店へ。

コース料理がお得だというので、
食事はコースということになる。

サラダにお鍋、チヂミに春雨…、
たしかに料理はボリュームたっぷり。
…なのだが、どんどんお酒がすすむにつれ、
箸の動きがどんどん止まる。

テーブルの上には、
料理が中途半端に残ったお皿が並ぶ。
飲み会ではよくある風景だ。

残った料理は、生ゴミになる。
燃やすのにエネルギーを使うし、
燃やしたらCO2が出る。
それになにより、もったいない。

酔っぱらった私の目には、
笑顔で「MOTTAINAI」とつぶやく
ワンガリ・マータイさんの姿が浮かんでくる。

「ソウダヨネ、MOTTAINAI、ヨネ。」
飲み会終了間際にガツっと残った料理をかきこむ。
おいいし、でもキッツい。
で、終電は重いおなかをかかえて呻く時間となる。

コース料理での飲み会のときには、
たいがいこういう展開になってしまうのだが、
これ、地球にはいいかも知れないけど、
体にはあんまよくないよねえ。

ちなみにマイ箸で食べてると、
韓国人のお姉さんが
「カッコいいですね!」と言ってくれた。

マイ箸を使っていると、
女性の店員さんのウケがいい。
意外にモテグッズなのかも知れない。

下心からでもいい。
みなさん、マイ箸を持ち歩きましょう。