2008年07月24日
第7回 地球温暖化とは?
なもないミニコミ誌2007年10月号掲載記事です。 秋も深まり、季節は冬へと向かっています。今年の雪はどうでしょうか?昨年は過去例を見ないほどの少雪だったようです。毎日雲石峠を通勤している私としては危険が少なくて済みましたが、異常気象という地球規模の危険が迫っていることを感じずにはいられませんでした。2007年のノーベル平和賞に「不都合な真実」で知られるアル・ゴア氏とIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の受賞が決まりました。今回から何回かに分けて日頃から聞かれるようになった地球温暖化現象について書いていきます。
まず、温暖化についてですが、そもそも地球は太陽を熱源として暖められています。太陽の熱によって暖められた地表の熱の一部は赤外線として宇宙の方向へと放射され、逃げていきます。それを受け止めているのが大気に含まれている二酸化炭素(CO2)などの「温室効果ガス」です。そして赤外線で暖められた温室効果ガスは赤外線を再び放射して地表を暖めます。この繰り返しで地球は暖められています。地球の表面の平均温度は約14℃に保たれていますが、もし温室効果ガスを含む大気がなければ-18℃ととても低くなってしまうのです。 しかし、現在、人間社会の活動によってCO2が増加しています。前回話した森林破壊や化石燃料の大量消費などが原因です。そして、CO2は大気中の濃度がこれまでずっと一定を保っていましたが、産業革命を境にして急激に上昇しています。その結果、CO2の温室効果によって地球は徐々に暖められ、これまで安定していた気温が急激に上がっているのです。それは100年間で0.74℃上がりました。といってもピンとこないと思います。0.74℃といっても地球の平均気温での上昇なので、場所によって気温の変化には差があるので、変化を強く感じるところもあれば、変化の少ないところもあるのです。しかし、気温は確実に上がり続けています。それによる気候の変化は必ず全地球に及びます。 これまで安定していた気温が上がるということは様々なところに影響を及ぼします。気候の大変動、海水が膨張し海水面が上がる、氷河の縮小など、普段は見えないところで大きな変化が起き、いずれ私たちの生活にも深刻な影響を与えます。気候が変わることで降水量が大きく増減し、乾燥地帯ではますます乾燥して砂漠化が進み、雨の多いところでは集中豪雨や大洪水が起こります。そして農業に大打撃を与え、食糧危機が始まります。また、海水面の上昇によって陸地面積が減り、小さな島国では消滅の危機を抱えています。特に、世界の大都市は海に面し、標高の低いところにあることが多いので、海水面の上昇によって沈没してしまうかもしれません。氷河はあまりなじみがありませんが、高山にある氷河が急速に溶け出し、大洪水を引き起こしています。それによって、麓の村が消滅したり、氷河がなくなって水量が減り、水不足を引き起こしたりしています。また、それによって山で遭難した人の遺体が発見されています。 地球温暖化は皆さんが普段から感じている以上に深刻で、危険があり、そして根深い問題です。私たちがこの問題のことを知って、どう考え、どう取り組んでいくのかが必ず解決に結びつくと思います。これからしばらくの間地球温暖化について書いていくつもりですので、どうぞお付き合い下さい。
- posted by forester-news |
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