2004年09月11日
◆FTSN(フェアトレード学生ネットワーク)メールマガジン Vol.7
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 先週は、フェアトレードカンパニーと10月に行うイベントの打ち合わ せをしたり、ネパリバザーロの商品展示会にお邪魔したりと、個人的に はフェアトレードにどっぷりつかった1週間でした。 今回のメルマガでは高校生が学園祭で行うフェアトレード関連の企画 を紹介します。もうすぐ秋の学園祭シーズン。「うちもフェアトレード 関連の企画をやるよ」という人は、是非FTSNまでお知らせください。 ⌒⌒⌒⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒♪⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒♪ ★ Contents ★ 1、イベント情報 ☆"ナマケモノ倶楽部"、RORキャンペーン2004 “スロービジネス”という快楽~非電化・アウトドア・フェアトレード ☆都立国際高校、「地救市場」@国際高校桜陽祭 2、フェアトレード関連ニュース ☆フェアトレードカンパニー代表、サフィア・ミニー氏、「世界の社会 企業家」に選ばれる 3、フェアトレード おすすめの一冊 ☆『コーヒー危機 作られる貧困』オックスファム・インターナショナル編 ▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 1、イベント情報 ☆"ナマケモノ倶楽部"、RORキャンペーン2004 “スロービジネス”という快楽~非電化・アウトドア・フェアトレード スロービジネス。それは、いのちを大切にする仕事。 スロービジネス。それは 、美しさ・安らぎ・たのしさを追求する仕事。 そう、スローなビジネスを営むことは、 自身の「快楽」をつきつめること。 スロービジネスというコトバができる前から先駆的な事業に取り組んで きた3人の起業家を迎え、「スロービジネス」の可能性についてみなさ んと一緒に探っていきます。 「新」快楽の世界をおすそわけします!(ナマケモノ倶楽部HPより) ◆ 日時 :9月23日(祝)13時開場、13時30分~16時30分 ◆ 場所 :中小企業センター秋葉原庁舎・第1会議室(3F) (JR/地下鉄・秋葉原駅徒歩3分、秋葉原ワシントンホテル隣) ◆ 講師 :藤村靖之さん(非電化工房主宰)、 山井太さん((株)スノーピーク代表)、 中村隆市さん((株)ウィンドファーム代表) ◆ 参加費 :500円 ◆申し込み:FAX03-3638-0534またはメール(info@sloth.gr.jp )にて、 ①お名前、②連絡先、③参加動機を添えて、ナマケモノ事務 局までお申込ください。定員150名 =================================== ☆都立国際高校、『地救市場』@国際高校桜陽祭 「一方的でない援助であり、その国の文化や生活形態も知ることができる から」とフェアトレードに注目した、高校生による、学園祭での企画です。 3年生は受験で忙しいということで、1・2年生主体で準備を進めていると のこと。FTSNとしても是非応援したい企画です。 ◆ 日時 :9月19日,20日 両日共10時~15時(文化祭全体は9時~16時) ◆ 場所 :都立国際高校1階玄関前・401教室 ◆ 内容 :フェアトレード(バングラデシュ・ネパールの商品)を中心に、 バングラデシュ・ネパール・シエラレオネ・日本についての 展示(10代や子供たちに関わること・環境問題も) ◆コメント:世界の諸問題に対して関心、意識の高い人たちが多い学校だ からこそできた企画です。私たちから身近な人へと、もっと もっとフェアトレードの存在を広めて行きたいと思っていま す。展示に関しては時間も足りず未完成な部分も多々ありま すが、是非足を運んで頂けたらと思います。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 2、フェアトレード関連ニュース ☆フェアトレードカンパニー代表、サフィア・ミニー氏、「世界の社会 企業家」に選ばれる 2004年シュワブ財団が選ぶ世界のSocial Entrepreneurs(社会企業家*) に日本からフェアトレードカンパニーのサフィア・ミニー氏が選出されま した。 シュワブ財団とは、98年から世界の社会企業家を選出し、支援している スイ スの団体です。設立者はクラウス・シュワブという人で、この人は 世界経済フォーラム(ダボス会議)の創始者でもあります。 ダボス会議は、世界を代表する企業経営者が集まって世界経済の動向や 企業経営のあり方などについて議論を交わす場です。最近では企業経営者 だけでなく、政府関係者なども参加するようになっており、まさに「世界 経済」に影響を与える会議となっています。 シュワブ財団に社会企業家として選出されるにはさまざまな基準をクリ アしなければならず、特に経済面と社会面両方における高いパフォーマン スが要求されます。また、毎年審査があり、認定が更新される仕組みです。 社会企業家として選ばれると、財団から融資が受けられる他、社会企業家 サミットに出席できます。さらにはダボス会議への出席権が与えられ、巨 大多国籍企業のトップと議論を交わすこともできます。 今回サフィア・ミニー氏が選ばれたのは、日本にフェアトレードを紹介 し、さらに近年は欧州に進出し急速にシェアを拡大していることが評価さ れたようです。 欧米では「持続可能な発展」や企業の社会的責任(CSR)の議論の高ま りもあり、社会性と共に経済的利益を実現する方法が企業や政府によって も模索されています。その中で、フェアトレードをはじめとした「社会的 企業」-とくに経済的利益拡大を実現していいるもの-が注目されている と言えるでしょう。 フェアトレードに対するこのような視線は日本ではまだあまり無いよう に感じます。しかし、最近はビジネス誌のCSR特集でフェアトレードカン パニーが紹介されるなどの動きもみられるようになりました。今後は日本 でもCSRの高まりを受けて、フェアトレードの見方が変化していくのかも 知れません。 http://www.schwabfound.org/index.htm (シュワブ財団) http://www.peopletree.co.jp (フェアトレードカンパニー) *社会企業家とは、ビジネスを通して社会問題の解決に取り組む人々。 シュワブ財団では革新的であること、現実的であること、特定の思想 にとらわれないことなど、さまざまな条件を定義として挙げています。 (source:シュワブ財団ホームページ、週刊東洋経済臨時増刊号2004/9/8) □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 3、フェアトレード おすすめの一冊 ☆『コーヒー危機 作られる貧困』 オックスファム・インターナショナル編 筑波書房 2003年 (原本2002年) 読みやすさ ★★★★★ お役立ち度 ★★★☆☆ 一言コメント 「コーヒーを飲むときに、考え込んでしまうかも・・・」 本書は世界でも有数の規模のNGOであるOxfam Internationalの2002年の レポート"Nagged Poverty in your coffee cup"の翻訳版である。前半で は世界的なコーヒー豆(原料)の価格の下落がもたらす様々な現象を、貧 困の典型的な状況として明らかにし、どのような要因によってそれがもた らされてきたかを分析している。また先進国に拠点を置くメジャーなコー ヒー会社(ネスレ等)が、コーヒー原料価格の低下により莫大な利益を生 み出していることを指摘している。 後半は前半において挙げられた問題に対して我々がどのように立ち向か うのか、その具体的な方法を提起している。その中でフェアトレードは 「希望の光」という位置づけをされている。コーヒー価格の下落の一因と して、品質の低下ということが挙げられており、フェアトレードは高品質 を求めるという消費者の選好を損なうことなく、生産者も価格の保証、あ るいは長期契約を得るというメリットを持つものとして紹介されている。 またフェアトレードのメジャー企業に対する圧力としての効果などについ ても言及している。 本書はコーヒーにおけるフェアトレードのような支援を肯定的にとらえ る一方で、最も深刻な問題を需給関係の不均衡にあるとしている。最も重 要なのは、価格が先物市場という投機目的により混乱を受けるところにお いて決まる相場に大きく影響されるにも関わらず、現金収入という甘いワ ナに踊らされるのを黙って見過ごしてきた途上国政府の責任を明らかにす ることであり、また、あたかもそれを招くように行動してきた先進国の振 る舞いを指摘することである。ことコーヒーに関して言えばフェアトレー ドに対する批判は、高い価格を保証することで他の作物に転換すべき農民 たちをコーヒー生産に引き止め、長期的な供給過剰を招くというものであ るが、他の選択肢(コーヒー生産以外の生計手段)すら与えられない生産 者が存在し、本来彼らの生活に責任を負う政府がその機能を果たせない以 上、フェアトレードの果たす役割は大きいと、本書はフェアトレードの意 義をとらえている。 コーヒーという身近な食品が典型的な貧困の構造の上に立つものだと実 感することが出来るし、Oxfamの丁寧な現地調査やデータ収集により、コー ヒー生産やコーヒーに関わる人々の生の声が聞こえるようで、非常に興味 深い内容となっている。またNGOらしく最後が行動提案で締めくくられてい るところも本書の魅力といえるであろう。 ▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 今回のメールマガジンに関する感想をお寄せください。 またフェアトレード関連情報もお寄せください。メールマガジンで 取り上げさせていただく場合もあります。 宛先は e-mail:ftsn_info@yahoo.co.jp です。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ (無断転送・転載禁止)
- posted by ftsnjapan |
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