一雨ごとに春になる

今日は一日雨だった。
風はそんなに強くは無かったけど、雨の日は中々外へ出ようと思わない。
でも、子どもの頃から雨は好きだった。

傘に当たる雨粒の音とか、水溜りに長靴で踏み込んだときの楽しい思い出とか。
大人になるにつれて、周囲に雨が嫌いな人が増えてきて、自分でも少し苦手意識は出てきたけれど、でも別に嫌いじゃないし、人がそこまで嫌うのが何でかよくわからない。
「雨は濡れるから嫌い」、と言うけれど、
だって、雨っていうのは濡れるものな訳で、そんな当たり前なことを嫌うのって、ふと考えてみるとなんだか変な気がする。
まぁ、梅雨に洗濯物が・・・という話は聞くし、それに対して同意はするけれど、でもそんなことを言ったら、
「晴れは明るいから嫌い」とか、「風は木が揺れるから嫌い」とかいう、訳のわからない嫌いかただって、雨は濡れるから嫌いと同程度なわけで・・・

都会で毎日パソコンに向かって生活している人には解りづらいだろうし、邪魔なだけな天気かもしれないけど、雨が無くて苦しんでいる地域の人は、世界中で沢山ある。
日本の、夏の雨は暑い地面を冷やしてくれる効果があるし、植物にとっても命の水、
春のこの時期の雨は、一雨ごとに空気が緩んで春めいてくるのが実感できて、雨が降るごとに心浮かれてくる。
一雨ごとに足元の植物が勢い良く生えてくるし、空気中を漂っていた花粉や黄砂を、一時と言えどリセットしてくれるありがたい雨でもある。
一週間ぶっ続けで雨というのは困るけど、
無くてはならない大事な天気だと思ってる。

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