地域の宝物

何かにつけて、世の中のものは「標準化」が進んでいます。

経済効率が高いからでしょうが、これからの持続可能な生活を考えると、地域のものを上手に利用する知恵・工夫も不可欠だと思います。


そんな中から2つ。

一つ目は土壁のこと。

今でも一部地域で行われているそうですが、昔の家の土壁は、その土地のものを用い、藁を加え、寝かし、発酵させ、土壁の材料として使っていたそうですね。

そんな技が減り、代わりにグローバルな製品が用いられ、短命なサイクルで終わる。
なにか、とても矛盾していると思います。

でも、どうしていいのかわかりません。高度化してよいもの。
高度化することで、トータル的には改悪されていること。もの。
いずれにしても目先の損得ではなく、次世代を考えた選択が必要なのでしょう。

住宅については政府でも新たな政策を検討中だということですが・・・。


二つ目は、もう少し身近な話題に。

住宅建設予定の里山には、沢山のクマザサが生えています。

「熊」笹は間違いで「隈」笹、隈笹が正解だそうです。正式には「ミヤコ笹」というそうです。
隈(くま)は、葉っぱのフチが白く縁取られることを指しているということです。
20071125-02.jpg

実は最近、隈笹の書籍を読みました。

今まで、私の中では「邪魔者扱い」の隈笹が、実はとっても「凄い植物」だったのです。
冬でも緑の葉をつけて、雪の下で耐えているのですから、相当の生命力ということはよくわかっていたのですが、昔の人は、この笹の持っている機能を十分に利用し、さらに冬眠に入る熊もその効能を用いていたそうです。

例えば、隈笹の防腐作用をもちいた「ちまき」が有名ですが、お寿司屋さんでも鮮魚に隈笹を添えて鮮度を保つのだそう。

それ以外にも笹ぶき屋根や笹風呂など、生活のいたるところに隈笹が用いられていたのですね。

さらに漢方薬にも用いられているということですから、隈笹はスーパーマンですね。

ザッと、その効能・作用は、
細胞賦活作用、血液浄化作用、免疫賦活作用、創傷治癒促進作用、造血作用、殺菌、制菌作用、脱臭作用、抗アレルギー作用、他


反省です。
その地域にあるものを十分に理解し、活用する術を身につけたいと思います。