2008年08月21日
268.おがくずとバイオトイレ
おはようございました。たびびとです。 昨日は辻野建設工業さんが主催の「まちなか暮らし研究会」に参加してきました。 ■「社長のブログ まちなか暮らし研究会~エコ編~」 旭川で先駆的にバイオトイレを販売する正和電工の橘井社長のお話と、北海道大学名誉教授の寺沢博士のお話を伺うことができました。 以前「エコロジカルサニテーション」について、ブログ記事を書いたこともあり、このバイオトイレの分野にも大変興味があり、有意義な研究会でした。 ■「サニテーション|風と森の里山暮らし|エコナコト」 昭和電工さんのバイオトイレでは、以前から「加温」のことが気になっていました。 約50℃まで熱を加える設備なのですが、その理由として、水分を蒸発させること(約94%が水分)の他に、大腸菌等の滅菌を行うためです。 水分蒸発であれば、20℃程度の温度で充分で、米糠や生ゴミを投入すればその程度の温度を維持できるそう。 ただし、各種菌類には注意が必要で、堆肥使用の際には一定時間の加温処理が不可欠だということです。 このバイオトイレは水資源の少ない諸外国で大変注目されているそうです。 また、水洗トイレを維持するため、自治体が支出するランニングコストは、例えば旭川で毎年数百億円にもなるそうです。 社会インフラとしてのコストダウンを図るためにも、バイオトイレの普及を期待しています。 つづいて、寺沢博士からは、おがくずを用いたバイオトイレを科学的に説明して下さいました。 水分が多い屎尿系の廃棄物と、おがくずなど分解しにくい廃棄物をそれぞれで処理するのは難しかったのが、それらを混合することで、水分の蒸発と、おがくずのバクテリアの働きにより、屎尿系の廃棄物量を6%にまで減らし、さらに堆肥化され再利用できる状態になるそうです。 さらには、これまでのバイオトイレよりもエネルギーを使用しない「新しいドライトイレ」についても近い将来開発されると話がありました。 このバイオトイレの普及の鍵は法律です。 現在の法律では、最もローコストで、環境負荷の少ないバイオトイレの使用が認められていません。 橘井社長が国土交通省と協議を重ね、法律の改正に向け少しずつ前進が図られているそうですが、バイオトイレのパイオニアとして引き続きがんばっていただきたいと思います。 ではでは
- posted by たびびと |
- 05:50 |
- 沪過・浄化のコト |
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