2008年07月24日
丸山健二の田舎暮らしの本
田舎暮らしに関する本はたくさん出ています。雑誌も連れ合いが連載でお世話になった「田舎暮らしの本」などがあります。 丸山健二という芥川賞作家(ですが、受賞のとき、もめ事があってそれ以来賞という賞は拒否しているそうです)が、自らの田舎暮らしの経験を元に書いた本があります。 田舎暮らしに殺されない法 読んでみて、地域や集落によってはいろいろあるんだなあ〜とは思いつつ、唯一共感できたのは「自立」という点でした。都会か田舎かという次元ではなく、あらゆるもの(特に組織)に依存している生活を考えると、ときどき、家の畑を荒らしにくるおさるさんの方がよっぽど「自立してる」と感じることがあります。 「自立」とくるとまず経済的な問題が問われます。もっといえば、サラリーで生活するのと、自営でやっていくのとでは大きく異なります。自力で1万円を稼ぐにはどれだけしんどいかを痛切に感じます。例えば、木頭でゆずを作っている人がいます。会社の勤務時間で換算すれば、とても高価なゆずとなることでしょう。これは農作物全般に言えることです。コンビニでおにぎり一つが120円だとしたら、無農薬有機米を買って自分でおにぎりをつくるとその半分以下だそうです。それでもわれわれは「無農薬米は高いなあ」と言ってしまいます。夏場、背中を刺すような暑さの中、除草剤を使わず田んぼの草取りをする生産者の労働を考えれば当然の値段だと思うのですが、つい騙されてしまいます。 自立についてもうひとつーーー「何でもやる」ということです。そのための「生活技術」を必要に迫られて学ぶことができます。丸山健二の言うようにのんびりとした「楽園」ではないのですが、その気になればとても充実した暮らしを「何でもやる」中から見つけられると思うのです。 以上、ちょっと面白い田舎暮らしの本があったので投稿してしまいました。 次回は、「山里に高校を!」というお題で投稿します。(いつになるやら?)
- posted by kitoujin |
- 09:37 |
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