10年という歴史

今年オープンから10年目を迎える某有名イタリアンレストランの改修プランをしています。

東京では店舗の寿命は3年、札幌でも5年と言われるなか10年もの間

ただの一度も改装されることなくお客様に愛され続けている稀な店です。

このレストランがオープンした頃を思い出すと皆、口を揃え

「えっ?あんな場所で?」 「そんな高い金額設定で大丈夫?」などなど・・・・

沢山の反対意見(心配の声)が聞こえたがその店は見事にそれらの

負の要素を裏切りました。10年目を迎える今ですら前年対売上を伸ばす

言わば「化け物的」店舗になっている。そしてこの店から派生した他ブランドも

順調に伸び今ではすっかり札幌の街にそれぞれ馴染んでいます。

 
これもひとえに経営者を始めスタッフ全員の努力の賜物である。

実はこの店を立ち上げる時、オーナーは商売に関してはプロだが

飲食業に関してはまったくの素人でした。

そんな訳で実際に店に立つスタッフと数々の軋轢が生じていたのだが

一つ一つの問題を実に真剣に取り組み解決していく姿をよく目にし

その真剣勝負の中に僕も幾度か巻き込まれていた事を今では懐かしく思います。

今にして思うと飲食業を知っているスタッフが「業界はこんなもん」と思うことを

オーナーは「俺は客の代表だ!お客様が満足しなければ何の意味も無い!」

ってな具合に強引に店を引っ張っていっていたように思う。

結果このコンセプトが正解で今に至っているのだから何も言い様が無い。
 

何はともあれ10年の風格(沢山の傷や思い出)を堂々と醸し出すこの店の改装は

新しい形に変化させるのではなく当然キープコンセプトである。

 

来月末には更なる10年に向かいちょっとだけ綺麗になった店が完成します。

 その様子はここでも紹介していきますのでご期待下さい。

 

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