2008年06月02日
野生動物の保護
久米島海域は、黒潮の流れ込む豊かな漁場です。そこには、毎年海流に乗って、様々な回遊魚が、 産卵のために集まってくるそうです。 イルカやクジラのストランディングは、こうした魚の群れを追う途中で、 群れからはぐれ、港や入り江に迷い込んでしまうことからも起きます。 こうした生きもの達を、出来るだけ速やかに、元の場所に返すために 私は、努力していますが、 こうした出来事は、野生の生きもの達との、突然の接触を余儀なくされる 私たち人間の有り方にとっても 様々な、ことを考えさせてくれる貴重な体験になりました。 ホタルの国から本文『アニマルレスキューから見えてくる事』
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2008年04月02日
お医者さんのお話
私が、まだ、 この小さな南の島で暮らしていない頃、 そして、私の小さな息子達が、 この世に生を受けるずっと以前。 私は、沖縄本島の老人病院で、医療事務の仕事をしていました。病院という職場は、一般の企業で働く感覚とは、やはり違っていて、 毎朝、出勤するたびに、私の机の上には、 患者さんと、お医者さんの、命をつなぎとめるための記録が、 伝票という形で、残されているのでした。 私の仕事は、その記録を、点数として積み重ね、お金に変える仕事です。 一言で言えば、それが、医療事務という業務なのですが、 患者さんに直に接する、お医者さんや、看護婦さんとは、少しだけ違う場所から、 人間の最後の時を寄り添うことができた経験は、 今でも、私の胸の奥で、やさしく、そして、決して途切れることなく、 “命は尊い”と、囁いてくれるのです。 『ホタルの国から』本文は、 命どぅ宝(命こそ宝)
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2007年10月07日
沖縄の歴史教科書問題
私の生まれた沖縄では、 今でも、”戦争”に対する心の区切りが、ついていません。 私たちの国は、アフガニスタンやミャンマーのように、 市民が、直接銃弾にさらされることは、今は、ありません。 でも、そのことに対する危機感や、そうあってはならないという 平和へのゆるぎない信念を、保ち続けるためには、 真実を受け止める、強さと、深い思いやりが、必要です。 地上戦を生き抜いてきた 父や母から受け継いだ、戦争への激しい怒りを うちなーんちゅの一人として、 一人でも多くの人に、伝えてゆきたいと想うのです。 『どうか、国の歴史を習う教科書に、真実を書いてください!』 「ホタルの国から」本文 戦後を引き継ぐ世代
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2007年09月05日
ボランティア
夏休みの締めくくりに、 子どもたちと一緒に海で、シーカヤックを漕ぎました。 ニッセイの「広がれ元気っこ活動」で、寄贈して頂いた グラスボートのように底が透明アクリル板のクリヤーカヤックは、 期待を裏切らない楽しみを、私達に与えてくれました。 海でも、山でも、アウトドアを満喫するためには、 危険なリスクを極力少なくしなくてはいけません。 保険をかけることは、常識ですし、 スタッフをそろえることも条件になります。 でも、私の暮らしている小さな島では、海も山の目の前にありますが、 子どもたちと一緒にその時間を満喫できるほど、 それぞれの家庭の暮らしに、余裕があるわけではありません。 毎夏、観光客達が楽しげに繰り出すシーカヤックは、 こども達の憧れの遊びの一つですが 海のレジャーには、危険度が非常に高いため、 必要なお金は、当然高くなります。 だから、何人かの子ども達は、海に浮かぶカラフルなカヤックを 自分の視界に入らないようにしているような気がするのです。 今回、こども達と、憧れのシーカヤックで遊ぶことが出来たのは、 インストラクターという特別な技量と時間を、 惜しみなく提供してくれた人が、この島にいたからです。 報酬など、一切省みない、ボランティア精神に、私は、心から感謝しています。 『ホタルの国から』本文は、ニッセイ、クリヤーカヤックお披露目会
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2007年07月27日
世界一美しいボクの村
『その年の冬、村は戦争で、はかいされ 今はもうありません。』 小林豊「世界一美しいぼくの村」 これは、小学校4年生だった、息子の国語の教科書に 載っているアフガニスタンのお話です。 この話を、音読の宿題として、 台所で、夕餉の支度をしている私の背中に、語る息子の声は、 少しづつ涙声になっていきました。 最後の一行を、聞き終えた、私自身も、 ぽろぽろと、こぼれる涙を止めることができませんでした。 沖縄という島は、日本の中では、異国なのかもしれません。 韓国も、中国も、そしてこの物語に出てくるアフガニスタンも 戦争や貧困は、遠い国の、 自分の国には、関係の無いことのような出来事なのかもしれません。 でも、忘れないでほしいのです、そこで暮らす人々は、 私達と同じように、家族を愛し、 生まれ育った、自分の国を、心から愛しているということを・・・。 『ホタルの国から』本文は、異国の地
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2007年07月02日
夏の影
いよいよ、7月になりました! 暑い日差しに拍車をかけるようなアブラゼミの鳴き声が 子ども達の通う小学校の校庭に響き渡りだしています。 今日の読み聞かせの帰りに、ある先生から、 「子ども達は、いろんな生きものを捕まえてくるのですが、 取ることだけに夢中になって、虫かごに入れられた虫たちは、 帰る頃には、ほとんど忘れられて、死んでいます。 学校では、捕まえても直ぐに逃がしてあげるように言っているのですが、 家庭まで指導することは出来ません。」と、網を振り回して駆け出す 子ども達の姿を、気にかけるように見守っていました。 都会から比べれば、溢れるような自然環境に恵まれているように 見える南の小さな島でも、生きもの達の数の減少スピードは、 恐ろしいほど速く、昔のように、取っても取っても減ることの無い様に 想われていた生きもの達は、次第にその姿を消しています。 無邪気な子ども達にとって、格好の遊び相手である小さな命は、 ゲーム機の中のようなリセットが出来ないことを 幼い頃から根気よく、しっかりと伝えなければいけません。 そして、それは、嘗て、豊かな自然に恵まれていた この島の”今”をしっかり認識していなくては、 本当に、浸透しにくいものなのです。 『ホタルの国から』本文は、夏の影
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2007年06月20日
ブレイクタイム
環境や自然保護について考える特、 私達の考え方や感性は、皆同じではありませんが、 人と人、人と自然とのつながりに、本当に気づいた時 自分自身の生き方への「責任」という認識は共通のように思えます。 それは、けして強制的なものでなく、 内から湧き出てくるように持続的な想いであるため 変わることなく、生きてゆく強い力を生み出してくれます。 研ぎ澄まされた感性は、 様々なことで、ダメージを受けてしまうこともありますが、 傷ついた心を修復するための優しく美しい風景が、 誰にとっても大切な魔法の時間を創りだしてくれます。 きらめく光りや、棲んだ青い空、なだらかで、ゆるやかに移動してゆく雲 ふわりと宙に浮く翼、芳しい花の香り、華やいだ小鳥のささやき・・・。今、私達の目にすることのできるほんのわずかな自然環境は、 心のブレイクタイムを生み出してくれる、 誰にとっても平等な、未来へ残せる財産になります。 その豊かな時間を、守ることが出来るのは、 今を生きる、私たちに他ならないのです。 『ホタルの国から』本文は、ブレイクタイム
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2007年06月04日
自己免疫機能
物があふれることが当たり前になってしまった現在は、 いつの間にかその物に頼ることも 当たり前になってしまいました。 そのなかでも、薬やサプリメントを、治療ではなく 予防という概念で使用することは、立ち止まって考えてみると 本当は、とっても恐ろしい最後が待っているのです。それは、耐性といって、平たく言えば、 薬の利かない体質になってしまうと言うことです。 どんな病気にも効果があると、誤解されている抗生剤の役割は、 細菌治療に対する効果しかなく、 抗生剤の効かない、ウイルスの感染治療に必要なのは今でも、 元から人間が持っている自己免疫による自然治癒力です。 エコロジーの本質が、物に頼らない堅実な暮らしだとすれば、 ”薬”の使いすぎを防いで、自己免疫機能を高めるための 暮らしを心がけることも、エコな生き方だといえるのではないでしょうか。 そして、その積み重ねが、地球環境を薬剤の汚染から守ることにも繋がります。 『ほたるの国から』本文は、抗生剤への過信
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2007年05月27日
ことばとこころ
優しい言葉、怖い言葉、悲しい言葉、面白い言葉。 琴線に響くことばに、私達のこころは、ゆり動かされることもあります。 それは、感性と呼ばれるとても大切な感覚ですが、 必要以上にこころを支配してしまうこともあります。 その取り返すことのできないほどの力を持ったことばを扱うとき 私達は、もっと、もっと慎重にならなければいけないのかもしれません。
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2007年05月24日
自然との共存
この小さな南の島には、素敵な居場所が、至るところに存在します。 久米島ホタル館の裏にも、私を癒してくれる ほんの小さな花の小道があります。 幼い頃は、学校の帰り道に、道端に咲く小さな草花にも 心が、ワクワクしたものです。 小さいながらも澄んだ美しい色や形に、 楽しいときも悲しいときも、どれほど慰めてもらえたことでしょう。 その美しい記憶は、振り返ってみれば、 今では、私という人間を形成するために必要なアイテムとなりました。 そしてその、自然が与えてくれる何ものにも変えがたい感動が、 この島の立ち行かない環境問題の壁の前にあっても、 孤高の強さを育ててくれるのです。 私達の身の回りに、わずかでも自然が残されているのなら、 どうか、その美しさを真剣に心に留めてみてほしいのです。 自らが生きている、地球環境を守るために! 「ホタルの国から」本文は、花の小径
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そこには、毎年海流に乗って、様々な回遊魚が、
産卵のために集まってくるそうです。
イルカやクジラのストランディングは、こうした魚の群れを追う途中で、
群れからはぐれ、港や入り江に迷い込んでしまうことからも起きます。
こうした生きもの達を、出来るだけ速やかに、元の場所に返すために
私は、努力していますが、
こうした出来事は、野生の生きもの達との、突然の接触を余儀なくされる
私たち人間の有り方にとっても
様々な、ことを考えさせてくれる貴重な体験になりました。
ホタルの国から本文『
病院という職場は、一般の企業で働く感覚とは、やはり違っていて、
毎朝、出勤するたびに、私の机の上には、
患者さんと、お医者さんの、命をつなぎとめるための記録が、
伝票という形で、残されているのでした。
私の仕事は、その記録を、点数として積み重ね、お金に変える仕事です。
一言で言えば、それが、医療事務という業務なのですが、
患者さんに直に接する、お医者さんや、看護婦さんとは、少しだけ違う場所から、
人間の最後の時を寄り添うことができた経験は、
今でも、私の胸の奥で、やさしく、そして、決して途切れることなく、
“命は尊い”と、囁いてくれるのです。
『ホタルの国から』本文は、
今、私達の目にすることのできるほんのわずかな自然環境は、
心のブレイクタイムを生み出してくれる、
誰にとっても平等な、未来へ残せる財産になります。
その豊かな時間を、守ることが出来るのは、
今を生きる、私たちに他ならないのです。
『ホタルの国から』本文は、
それは、耐性といって、平たく言えば、
薬の利かない体質になってしまうと言うことです。
どんな病気にも効果があると、誤解されている抗生剤の役割は、
細菌治療に対する効果しかなく、
抗生剤の効かない、ウイルスの感染治療に必要なのは今でも、
元から人間が持っている自己免疫による自然治癒力です。
エコロジーの本質が、物に頼らない堅実な暮らしだとすれば、
”薬”の使いすぎを防いで、自己免疫機能を高めるための
暮らしを心がけることも、エコな生き方だといえるのではないでしょうか。
そして、その積み重ねが、地球環境を薬剤の汚染から守ることにも繋がります。
『ほたるの国から』本文は、


