洞窟に棲むコウモリ



夏休みの想い出の一つに、

久米島で一番大きな鍾乳洞・ヤジャーガマの洞窟探検があります。

この島は、海も森も、そして洞窟へも、

車を使えば、2時間ほどで、出かける事が出来ます。

でも、そこに棲む生きもの達は、とても、僅かな距離でさえ、

生死を左右するほど、大きな別世界になるのです。

私達人間は、生きもの達の棲家であった森を、

私達の価値観のままに、切り開き、変え続けてきました。

そして、今では、その生きもの達の生息地は、

とても僅かな場所に限られてしまいました。

現在、この小さな南の島では、洞窟にしか棲めないコウモリと、

共有できるエコツアーへの対策を、しっかりと考えなくてはいけません。

今後、私達人間は、地球環境を、立て直してゆくために、

こうして、辛うじて、生き残っている生きもの達の助けが必要になります。

その、価値観を、見誤ってはいけないと、心から想うのです。

ホタルの国から本文は、ヤジャーガマの洞窟探検


ジャコウアゲハ

「冬なのに、チョウチョが飛んでるんですね!」

東北楽天ゴールデンイーグルスの春季キャンプ地となっている

久米島へ訪れ、ホタル館まで来られた仙台のご夫婦は、

ホタル館の草原を飛び回るジャコウアゲハを見つめながら

驚かれていました。

小さな頃から、沖縄本島や離島周辺で生まれ育った地元の人間には、

あまり、実感が無いのですが、

冬の季節を雪で閉ざされてしまう北国の方から、思わずこぼれる感嘆の響きには、

南の島のありがたさを、再認識させてくれます。

暖かなこの島の気候に適したタチアワユキセンダングサは、

一年中、花を咲かせることができ、その蜜源のおかげで、

ジャコウアゲハ達は、春を待つことなく出現する事ができます。

生きもの達が、人の目につきやすい南の島は、

地球環境を身近に理解するための切欠に、恵まれた場所だと想います。

『エコ』を、人間のためだけに考える、『エゴ』にしないように

同じ地球に生きる仲間、身近な生きもの達を、見つめてみませんか。

『ホタルの国から』本文は お菊虫

秋になくセミ

夏の風物詩として、印象の深いセミですが、
久米島では7種類ものセミが、春から秋にかけて、
リレーのように次々と出現します。

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しかも、それぞれが、けっこう長期に渡って出現し鳴き続けるのです。

初夏に鳴き始めた、クロイワニイニイ(4,5月頃から)や、
リュウキュウアブラゼミ(6月頃から)が、まだ、10月になっても時々鳴いているのですから驚きです。

今、森の中でケーンケーンと甲高い声を響かせるオオシマゼミ
9月末に来ていた学院生が、警報機の音だと勘違いしたように金属的で、
他にも鳥の鳴き声では?とおっしゃる方もいます。

そして、開けた林や林縁でジー、グェッ.ジー、グェッ.と盛んに鳴いているのは、クロイワツクツク。

その鳴き声から、クーワあるいは、ジーワ、などと方言で呼ばれていて
一度聞いたら忘れがたい個性的な鳴き声です。

オオシマゼミやクロイワツクツクは、早いものは6月に出現します。

一般的には、本土のツクツクボウシと同じ仲間なので夏、
特に夏休みの終わりというイメージを持つ人も多いのですが、
その後も12月頃まで鳴き続け、その鳴き声は、以外に賑やかです。

「ホタルの国から」本文 鳴き虫(泣き虫)