世界一美しいボクの村

『その年の冬、村は戦争で、はかいされ

               今はもうありません。』
                          
                    小林豊「世界一美しいぼくの村」



これは、小学校4年生だった、息子の国語の教科書に

載っているアフガニスタンのお話です。

この話を、音読の宿題として、

台所で、夕餉の支度をしている私の背中に、語る息子の声は、

少しづつ涙声になっていきました。

最後の一行を、聞き終えた、私自身も、

ぽろぽろと、こぼれる涙を止めることができませんでした。

沖縄という島は、日本の中では、異国なのかもしれません。

韓国も、中国も、そしてこの物語に出てくるアフガニスタンも

戦争や貧困は、遠い国の、

自分の国には、関係の無いことのような出来事なのかもしれません。

でも、忘れないでほしいのです、そこで暮らす人々は、

私達と同じように、家族を愛し、

生まれ育った、自分の国を、心から愛しているということを・・・。

『ホタルの国から』本文は、異国の地

夏の影

いよいよ、7月になりました!

暑い日差しに拍車をかけるようなアブラゼミの鳴き声が

子ども達の通う小学校の校庭に響き渡りだしています。

今日の読み聞かせの帰りに、ある先生から、

「子ども達は、いろんな生きものを捕まえてくるのですが、

取ることだけに夢中になって、虫かごに入れられた虫たちは、

帰る頃には、ほとんど忘れられて、死んでいます。

学校では、捕まえても直ぐに逃がしてあげるように言っているのですが、

家庭まで指導することは出来ません。」と、網を振り回して駆け出す

子ども達の姿を、気にかけるように見守っていました。

都会から比べれば、溢れるような自然環境に恵まれているように

見える南の小さな島でも、生きもの達の数の減少スピードは、

恐ろしいほど速く、昔のように、取っても取っても減ることの無い様に

想われていた生きもの達は、次第にその姿を消しています。

無邪気な子ども達にとって、格好の遊び相手である小さな命は、

ゲーム機の中のようなリセットが出来ないことを

幼い頃から根気よく、しっかりと伝えなければいけません。

そして、それは、嘗て、豊かな自然に恵まれていた

この島の”今”をしっかり認識していなくては、

本当に、浸透しにくいものなのです。


『ホタルの国から』本文は、夏の影