樹の悲鳴

もし、森の中で、

こんな風に、皮を剥かれた樹を目にすることがあったら、

聞こえないはずの、樹木の悲鳴が、あなたにも

きっと、聞こえてくるのではないでしょうか?



「枯れるとは思わなかった。」

なんて、薄っぺらい言い訳で、

一本の樹が、その生命とともに育んでいたはずの

多様な生態系の環境が、失われてゆくのです。

この樹の皮の代償は、いったい、どれだけのものだったのでしょうか?

私たち人間の持っている“秤”は、本当に正しい針を指しているのでしょうか?



『ホタルの国から』 本文は、
大切に未来へ受け継ぎたい県立自然公園・久米島


ジャコウアゲハ

「冬なのに、チョウチョが飛んでるんですね!」

東北楽天ゴールデンイーグルスの春季キャンプ地となっている

久米島へ訪れ、ホタル館まで来られた仙台のご夫婦は、

ホタル館の草原を飛び回るジャコウアゲハを見つめながら

驚かれていました。

小さな頃から、沖縄本島や離島周辺で生まれ育った地元の人間には、

あまり、実感が無いのですが、

冬の季節を雪で閉ざされてしまう北国の方から、思わずこぼれる感嘆の響きには、

南の島のありがたさを、再認識させてくれます。

暖かなこの島の気候に適したタチアワユキセンダングサは、

一年中、花を咲かせることができ、その蜜源のおかげで、

ジャコウアゲハ達は、春を待つことなく出現する事ができます。

生きもの達が、人の目につきやすい南の島は、

地球環境を身近に理解するための切欠に、恵まれた場所だと想います。

『エコ』を、人間のためだけに考える、『エゴ』にしないように

同じ地球に生きる仲間、身近な生きもの達を、見つめてみませんか。

『ホタルの国から』本文は お菊虫