事務局からのお知らせ

いつも栗城隊長への温かいご声援、どうもありがとうございます。

明日17日(火)に日本を出発するにあたり、
お見送りに関して多くのお問い合わせをいただいております。
皆様からのお心遣い、本当にありがとうございます。

大変恐縮ですが、
二度目のエベレスト挑戦とあって栗城隊長の緊張感も高まっており
集中力を高めるためにも、
また体調も万全な状態での出発ではありませんため、
申し訳ありませんがお見送りは辞退させていただければと存じます。

ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

栗城事務所

受け継がれる冒険

ナマステ。

今日は、朝からそわそわしていました。
エベレストの出発前に野口健さんと対談してきました。

健さんは、5年ぐらい前に札幌の講演会の控え室で
挨拶させてもらったのを覚えています。

僕が学生の時に6大陸を登り始め、
ちょうど南極の最高峰ビンソンマシフの単独許可が降りず、
相談しに行ったのです。

何も話さず、じっと僕は健さんの顔を眺めていました。

ちょうど健さんも僕も同じなのは、
学生の時から海外遠征を自分で考えて行動しているところです。

自分で計画を作り、資金を作り、そして登る。
山だけではない総合的な難しさ、そして悩み。

数多くの共通点がありました。
このような冒険の世界での何が苦しくて何が大変なのか。
また、何が喜びなのか。

それは実際にチャレンジしている人にしかわからない世界があります。

僕も健さんにも言えること。
それは「あきらめなくて良かった」ということです。

執着せず、時には下りる。
でもあきらめない。
その繰り返しが道なき道を作ってきたのです。

「落ちこぼれてエベレスト」数多くの山岳本の中で、僕のバイブル本です。

その小さな文庫本。

いつも僕は健さんに長年の疑問がありました。
どうして、本の表紙が裸にピッケルなのか。
しかも乳首毛が長い。

「カメラマンに脱げ!と言われたからだよ。
それで下を脱いだら、下はいらないと言われた」
本当に尊敬できる登山家です。
最後に、見覚えのあるアーミーナイフをくれました。

それは、あの植村直己さんが使っていたアーミーナイフです。
紐の結び目のない、植村さんの使っていたアーミーナイフ。

冒険家から冒険家に受け継がれてきたもの。
健さんが僕にそれを譲ってくれたのです。

健さんは、最後に言いました。
「でも、それは返してね。生きて帰ってこいということだよ」
生きて帰ってきますが、無くしたらどうしたらいいだろう。
と思いながら素敵な時間が終わりました。

ナマステ。


野口健さんと対談
野口健さんと。久しぶりに会いましたが、引き締まっていてトレーングをしている感じです。





植村直己さんが生前使っていたアーミーナイフ。これをお守りとしてエベレストに向かいます。日本隊が初登頂して40周年。植村直己さんにも守られながら登って行きます。





●8月28日(土) お昼12:58-14:23
テレビ東京にて、『頂の彼方に 栗城史多の挑戦』が放送されます。
2010年春のアンナプルナ遠征のドキュメンタリーが
いよいよ地上波での放送されますので、お楽しみに!


●栗城Tシャツ(税込・送料込み5,000円)は、
公式サイトから購入が可能です。
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山にモテたい

ナマステ。
色々と動き回っています。
先日は、帰国して最初の講演を能登のシブヤ工業さんの社員研修会で行ってきました。
本当は泊まりたかったのですが、帰国して予定がビッチリでして、温泉だけ入ってすぐ帰りました。

久しぶりの講演でしたが、盛り上がって2時間も話をしてしまいました。 
僕が一番話したいのは「夢の叶え方」です。
どうやったら夢は叶うのか。
自分なりに経験してきたことを話してきました。

その前の日は、日本テレビの「アナザースカイ」の収録でした。
とても緊張しました。やっぱりテレビには向いていないです。

でも「冒険の共有」を沢山の人に見てもらいたいので、これからもしっかりPRしていきます。

今、名古屋空港にいるのですが、先ほどまで霊能者の友人に会っていまいた。霊能者なのですが、かなりエロい霊能者です。

2人でアンナプルナの反省会をしていたのですが、アンナプルナの神様は気性が荒く、好き嫌いがはっきりとしており、嫌いな人の命を奪ってしまうそうです。

ヒマラヤは神々の世界と言われていますが、本当に沢山の神様がいると僕は思います。

普通の山の神は、この人好きだから登らせてあげようとかなのですが、
アンナプルナの場合は、好きだから生かそう、嫌いだから・・・・。

本当に怖い山です。

また、あそこで亡くなっている人達は成仏できていなく、まだ山にいるそうです。だれもいないハイキャンプで話しかけてきた、姿の見えない外国人も、山に居続ける霊なのかもしれません。

あ~怖い。

でもアンナプルナは栗城を気に入ったらしく。
生きて還そうと色々としてくれていたそうです。

確かにクレバスや雪崩などに遭いましたが、大事に至らず本当に運がいいなと思う事が何度もありました。

これからも山の神様に嫌われないように謙虚に粛々と頑張っていきます。

山にモテたい。
ナマステ。



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灯は消えない

ナマステ。

生きてます。
下山するときは、暖かいご飯を想像していました。
でも、いざ無事に下りて来て、目の前のダルバート(ネパールのカレー)を目にしても体の節々が痛く、何も食べれませんでした。

プジャ塔に近づき、涙をこらえていましたが、仲間の顔を見るとやはり涙が止まりませんでした。

7200mで急激な体調不良。固形物はもちろん、水分も補給できないまま、体が衰弱していきました。

目の前にはアンナプルナの頂が、静かに僕を眺めていました。こんなに美しく、こんなに苦痛を与えてくれる山。

下山してきて思うのは、「失敗も成功ものない。チャレンジし、そしてそれを支え合う仲間がいる」それだけで幸せだと感じました。

でも僕の心の灯はまだ消えていません。
アンナプルナは僕の心の灯を消しかけましたが、消えていそうで消えない。
体が熱く、視線は再びアンナプルナの頂を見つめています。


ナマステ。

冷やし中華始めました

ナマステ。

SpO2が90台と過去最高の記録を出しています。
高かったけどヘリで降りて休養した効果がありましたね。
あとは雪崩とクレバスに遭わなければ,
登れる可能性が高いです。いや登りましょう。

今日は、お昼に中継エンジニアの廣瀬隊員が
冷やし中華を作ってくれました。
なぜ冷やし中華になったかというと、
テレビ東京の梅さんが来るということで、
日本から何か持って来てもらおうという話になりました。

貴重な物資の輸送。
議論に議論を重ね、なぜか結論は「冷やし中華食べたくない?」の
僕の一言で決まりました。
ほとんど議論ではく、僕のわがままです。

コックのアガムさんはもちろん、
冷やし中華を見たことも食べたこともないのです。

そこで、女性隊員の廣瀬さんに作ってもらうことになったのです。
廣瀬隊員は前回も手作りプリンを作ってくれました。

しかし、水っぽいプリンは、
水ようかんとプリンの間をとったヒマラヤプリンになったのです。
こんな事言ったら怒られるでしょう。

冷やし中華は、久しぶりに食べるきちんとした麺でした。
日中は暑く、とても素晴らしい冷やし中華日和になったのです。

でも本当は、冷やし中華は登頂した次の日に食べるはずでした。
でも大切なのは「達成した」という気分を先に味わうことです。
先に登頂した冷やし中華。
自分も隊員も気分を冷やさないように暖めていきたいです。

ナマステ。




●最新の登山日程は、公式サイトトップにある
「KURIKI CHALLENGE ANNAPURNA!!」のバナーをクリックすると
チェックできます。
(日程は天候や体調によって、変更されることがあります。ご了承ください。)

http://kurikiyama.jp/annapurna.html


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C1停滞

ナマステ。

今日は悪天候で一歩も動く事ができませんでした。
朝から雪と濃いガスがかかり、昼からは天候が少し回復したものの結局、濃いガスははれませんでした。

本来であれば行けたかもしれないんですけれども、やはり目の前にあるクレバスが怖いのか、少し慎重になっています。

テントの中はいつも通り狭いです。C1は誰もいなく、たまに鳥の声が聞こえるくらいです。

明日、天気が晴れればC2に上がりたいと思います。

目の前に大きなクレバスが大きな口を開けて僕を待ち構えています。落ちないように慎重にやりたいです。


ナマステ。


P.S. 野口健さん、コメントありがとうございます。日本に帰ったらまたお会いできる日を楽しみにしています。無理せず頑張りたいと思います。必ず帰ってきます。ありがとうございます。

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登山開始

ナマステ。
ついに登山が始まりました。

今キャンプ1にいるのですが、
雷と雪で始めからちょっと不安になっています。
雷が当たらなければいいなと思っています。

周りに金属製の物がどこにも見当たらないので、
落ちるとすると、多分僕のテントだと思います。
とりあえず、スキーを縦にしないで横にして、なんとかしのいでいます。

明日からキャンプ2に向かい、標高をどんどん上げていきます。
SpO2は80と体調はいいです。
頑張ります。

ナマステ。


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自由に・・(アンナプルナ登頂まで36日)

ナマステ。
パスポートを探しています。

明日は、アンナプルナ8091mに向けて出発です。
エベレストから帰国後、時間が経つのがあっという間でした。

出発が近づくと、いつも見ているなにげない景色が異様に目に入ってきます。アンナプルナはエベレストに向けた前哨戦ではありません。8000m峰を「自由に」これがテーマです。

大学から登山を始めて世界を知るために6大陸を回り、チョ・オユー8201mでヒマラヤとは何かを知り、マナスル8163mで頂上直下からのスキー滑降を試み、ダウラギリ8167mでインターネットで人と繋がる冒険を行い、エベレストで人間の領域を越えた世界を知り、そしてアンナプルナは限りのある無酸素(酸素が地上の3分1近く)の世界で「自由に動き、よりヒマラヤを感じてみたい」と思っています。

そのためにアンナプルナは山頂からスキー滑降を行います。
しかもそれをリアルタイムで動画配信します。

また高所における運動効率を上げるため、高所順応を終えたら一度ヘリコプターでポカラ(街)まで降り、休養して高所順応しておきながら充分な体力で短い時間で登っていきます。全て「滑り」のために、エネルギーをキープます。

アンナプルナはギネスブックにも載っていますが、世界で一番死亡率の高い山です。アンナプルナの全容の写真を何度も眺めています。そこには幅1キロ以上もある大きな雪崩が起きています。

でも怖いというよりは、登ってみたい。純粋にそう思います。
そう思うのであれば行くしか無いです。

やりたいと思った瞬間に道は開けるのです。
道は2本も3本もありません。
1本だけです。

どんな道になるのか。
楽しみです。

ナマステ。


PS. これから毎日、ブログと動画の更新がはじまります。
そして5月13日からYahoo!とエイベックスによる
大きなプロジェクトが始まります。
1年がかかりのプロジェクトです。

動画の配信は資金が足りないので途中で終わるかもしれませんが、アタックは生中継します。山頂からのスキー滑降。8000m峰を滑ると、どんな世界が広がるのか楽しみにしていてください。



●栗城の最新メディア/講演情報はこちらから。
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「ZONE」

ナマステ。

久しぶりに札幌にいます。明日から東京です。最近は、疲労のせいかお腹が不調でトレーニングにいきませんでした。

昔からプレッシャーや緊張に弱く、お腹が痛くなりやすいです。実は弱い人間なのです。

土曜日の夜に、東京から帰って来たそのままの足で山の先輩と飲み行きました。昨年のエベレストでベースキャンプマネイジャーを勤めてくれた森下さんと北海道隊で初のエベレスト登頂した工藤さんとの3人です。

山岳部の時代、江別にある行きつけの居酒屋に山の先輩と毎週通うようになっていたのですが、大学3年の春にマッキンリーに単独で行くために山岳部をやめ、社会人山岳関係者との縁も切れて、その後一人で世界の山々を転々とするようになりまいした。

でも、最近はようやく声をかけてくれるようになり山の話ができるがうれしいです。

昔は、「無謀だ。無理だ」と怒られてきていましたが、最近は「どう?」 と聞いてくれます。やはりエベレストの単独無酸素登山で「引き返す」ことができたからでしょう。

山を登っているとあまりに集中してしまい、周りが見えなくなり独特な世界に入ることがあります。

僕はそれを「ZONE」と読んでいます。特に酸素の薄い8000mや、エベレストは、気がつくとこのゾーンに入っていることがあります。これはそこまで行ったことのある人しかわからないかもしれないのですが、ZONEに入ると帰りたくなくなるのです。

時間の感覚もなく、寒いという感覚もなくなり、ヒマラヤの青い空と一点の頂しか見えなくなるのです。

でもそこで大切なのは「山を見るのではなく、山の先を見る」ことです。山は一瞬です。どんなにすごい山を登っても一瞬なのです。

でもその山の先にもっと大切なものがある。何のために山を登るのか。己のために登るのか。それともただの自己満足なのか。理由は様々です。

でもZONEの中で生きて帰るためには相当な精神力と目的意識を持った自分がいないといけないのです。

8000m峰を3つ登ってきていましたが、やはりエベレストのZONEからの下山の方が大きな糧になっています。登っている時は小さく見えている山も一歩下がることによって大きく見える。

登頂は一瞬の喜びです。下山、失敗、敗北の方が長く辛いです。でもその自分とどう向き合うのか。そこに本質があるような気がします。

それだけエベレスト単独無酸素登山は大きいのです。

最後に居酒屋で見知らぬおじさんが「お兄ちゃんまた行くでしょう?頑張ってな。」とテーブルに4200円を置いていってくれました。

それを聞くと自分の夢が自分のもだけじゃないんだなと感じます。夢は一人の夢ではなく、多くの人と共有ができた時にとてつもない力を発揮します。

沢山の人の想いの力でどこまで登れるのか楽しみです。

ナマステ。

栗城焼酎

ナマステ。 

今日はちょっと疲労があるので短く書きます。

京都の講演会は素晴らしかったです。もち時間が一時間しかないので、ついつい早口で話してしまい、聞きずらかったと思います。

でも京都はいいですね。朝一番の新幹線で東京に戻ったのでどこも観光はできませんでしたが、また行きたいです。


昨日今日とインターネット生中継の企画の打ち合わせや営業活動の連続でお昼休みも無いような状態です。いろいろ考えていたらチーンしそうです。


話は変わり、アンナプルナ遠征は来月中旬に出発します。

近く計画書もできます。チームクリキの隊員の方に遠征計画書が届きますので楽しみにしていて下さい。

1カ月半・・・長い遠征です。

また、携帯電話も自動販売機も何もない世界に向かいます。しかし、そこは全てがある世界でもあります。満たされるか満たされないかは、結果でも環境でもない。

全ては自分の心が決めるもの。

ワクワクです。


ナマステ。


昨日は東京ベースキャンプで小さなお祝いをしていました。
焼酎の会社さんが栗城焼酎を作ってプレゼントしてくれました。
栗焼酎です。ちなみに非売品です。



会社は下記のところです。有り難いですね。
みんなおいしいって喜んでました。ありがとうございます。

山都酒造
http://www.morinosakagura.com