2009年04月23日
だから君は
ナマステ。 生うに。 生クリーム。 この二つは僕の大好物です。 日本の皆さんお元気でしょうか。 10時間以上にわたる行動で本当にバテテしまった。 チベットとの国境沿いが見える丘を越えるのだが、 この標高が5300mもある。 3日間で5300mを越えるのは、 現地の人でも難しいだろう。 案の定、荷物を運ぶ、現地のポーターが高山病なり、 多数の負傷者が出た。 ポーターとは、荷物をベースキャンプへ 運ぶ人たちのことをいう。 3日間でネパールの平均月収の3倍を稼ぐ、 かなり過酷な肉体労働だが、 3日間が終われば、あとパラダイスだ。 そんなポーター達も、嫌々なキャラバンだった。 なぜ、こんなに早く5300m峠を越えなければいけないのかと シェルパを束ねるサーダーに訪ねたところ、 サーダーは雪が多くなるとポーター達が逃げてしまうからと言う。 しかし、すでに1名のポーターは序盤でお金を持って消え去り、 3名のポータも高山病で苦しみ、下界に降りて行ってしまった。 他の人たちも嫌そうな顔をしている。 ポーター達にやる気を出してもらうため、 お菓子をあげたり、一人一人に声をかけて励ますが、 みな、うつろな表情だ。 突然、サーダーが怒鳴り始めた。ど うやらやる気のないポーターに叱咤激励をしているようで、 カメラマンの門谷君に訳して聞かせてもらった。 「あなた達は草しか食べていないのですか? だからいつまでたってもポーターなんです。」 これは問題発言だ。 サーダーの発言はポーター達の怒りをあげるところか、 失笑をかっている。 高山病で苦しむポーター達に薬をくばるが、 薬よりも金をくれと言われてしまう。 本当にポーター達は高山病なのか。 ポーター達も苦しいかもしれないが、 こちらは激しい頭痛に吐き気、 あきらかにポーター達よりひどい。 それでもなんとか進軍してもらうことになった。 真っ青な空に銀色に輝く山々。 酸素があれば美しく感じることができただろう。 標高5300mを超えると、 この峠で亡くなった人達のモニメントが現れた。 まさに「峠」だ。 峠を無事に下った時にメンバー全員に安堵の表情が出た。 峠を越えるとはこういうことなのかを実感したキャラバンだった。 午後18時。ベースキャンプに辿りつく。 雲が多く、目の前に山々が壁のように見えた。 時折、氷河が崩れる音が霧の中から聞こえる。 この霧の向こうにダウラギリがある。 登山はもう始まっていた。 巨大なダイニングテントに入ると、 あのポーター達が占領していた。 一人の青年が高山病で体に力が入らないから見てくれと言われた。 早速、SPO2(酸素濃度)を計測すると、 90%とかなりいい数字だ。 リンゴやチョコレートをもくもくと食べる少年に、 他に症状がないか尋ねると 御飯が口に合わなくて朝から何も口にしていないそうだ。 診断の結果、ただの腹ぺこだった。 サーダーの、 「だからあなた達はポーターなんです」 は、少し納得してしまう。 ナマステ。 写真1![]()
ポーター達です。 かれらのおかげでベースキャンプに 9割ぐらいの荷物が無事についた。 残りの1割はどこに消えたのでしょうか。 写真2![]()
テンションを高くして、高山病を和らげます。 写真3![]()
あの奥に死の峠があります。
- posted by kuriki |
- 23:45 |
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