いよいよです

朝、頭痛と共に目を覚ます。昨日まで降り注いだ雪は落ち着き、太陽の陽がテントに張り付いていた雪を溶かしている。テントの窓を開けてみると、目の前に青々と輝くマナスルが見えた。

ウヒョー!晴れた!
 
昨日までの濡れた嫌な雪が嘘のようだ。ベースキャンプに着いてから晴れることは一度もなく、ひたすら激しい頭痛と胸の痛みに耐えていた。でも、目の前にマナスルの全容が見えた時、僕はこのヒマラヤの青と白の清純な空気の世界にいることを実感した。


20080922-00.JPG
顔を洗います

 
ここからいよいよ始まります。
 
早速、双眼鏡を取り出し、ルートを確認する。7500m以上では一本の白い煙の筋が見える。風が強そうだ。6000m前後のルートには、巨大なクレバスが3つ。5000m付近の右に見えるナイケコルは、小さな雪崩が3回も起きた。

簡単ではなさそうだ。でも、マナスルの厳しさが美しく見える。今まで登ってきた各大陸の最高峰の時もそうだった。千歳空港を出発する瞬間が一番の恐怖というか底なしの不安がある。でも、山と向き合った時には、不思議と一歩踏み出したいと心の底から思う。もしそう思うことがなければ、きっと登ることはできないだろう。
 
今、僕はこの山と向き合っている。7000mまでは自分の実力。それ以上は神々の世界。無酸素でどこまでいけるのか。最高です。応援してくれたたくさんの人達と山に感謝です。
 
よく講演では「夢は叶う」というかっこいいこと言っていますが、叶う叶わないではなく、どんな時でも希望を捨てない!というメッセージをこのマナスル登山から伝えられたらなと思います。
 
では!マナスル無酸素登山&スキー滑降2008秋の登山スケジュールを発表いたします。

9月22日 プジャお祈り→C1(5730m)→BC(標高4800m)
9月23日 BC→C1(→BC
9月24日 BC→C2(6300m)→C1 ここからクレバス(落とし穴)が沢山!
9月25日 C1で休養
9月26日 C1→C2
9月27日 C2→C3(標高6900m)→C2 ここからなだれの巣がある
9月28日 C2→C3
9月29日 C3で休養 生チョコ食べよう
9月30日 C3→C4(7400m)ここからデットゾーンに入ります。酸素ボンベがないと生きていけないです。苦しちい!
10月1日 C3→C4 ここで無酸素で登れる体を作るため、C4で泊まります。(寝ない) 
10月2日 C4→C2
10月3日 C2→BC
10月4日 休養
10月5日 休養
ここから本番です。
10月6日 BC→C1
10月7日 C1→C2
10月8日 C2→C3
10月9日 C3→C4 山頂に向けてアタックです。
10月10日 C4→山頂→C3 山頂からスキーで滑ります。たぶん無理
10月11日 C3→BC 無事下山。
 食糧・燃料予備3日分

ここで皆さんにお知らせがあります。皆さんもこの遠征のベースキャンプマネイジャーになれます。携帯のメルマガで栗城とベースの無線のやり取りを見れます。応援メッセージも送れます。つまり、栗城が生きているか死んでいるかわかるということです。1日に2回の更新。最後のアタックは無線交信と同じ2時間おきに連絡が入ります。
 
是非登録してみてください。僕が山で感じたことリアルタイムで伝えます。

アドレスは
http://mini.mag2.com/pc/m/M0086166.htmlです!

応援宜しくお願い致します。

ナマステ


20080922-01.JPG
ルートを確認 大きなクレバスが2つ見えます


20080922-02.JPG
食糧と燃料を分けています。かなりの荷物です。日本からお菓子を30キロ持ってきました。お菓子大好き

●現地からの栗城生レポート更新中!●
第2日本テレビ


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