2008年09月22日
早速、追い詰められました
朝一から念願の「プジャ」を行いました。プジャとは、山に登る前に必ず行うお祈りです。昨日から手作りの石の祭壇を作り、村からお坊さんを呼んで行いました。プジャの様子 ところが、そのお坊さんがクセ者で、お祈りの仕方がかなり適当。念仏を唱えている途中でお茶をくれとか、雪が降ってきたら僕に傘をさしてくれてとか、祈祷してもらう主役の僕がお坊さんのアシスタントになっていました。 祭壇には登山道具が飾られているのですが、「ロキシー」というネパールのウィスキーをお供え物として中央に置くと笑顔で喜びはじめ、ロキシーを開けて祭壇にかけなさいと言い初めました。そのうち、お茶を飲んでいたコップに入れろと言い、最後は飲みながら念仏を唱えていました。 完全にアル中坊さんです。 午前9時半。周りに濃いガスが掛かっている中、静かにプジャ塔の祭壇に3回頭をつけてお祈りをする。緊張というか体が熱くなり、興奮状態になっている。その興奮状態が周りにも伝わっているのがわかる。 EPIガス3つ、9日分の食料合わせて15キロの荷物を背負い、標高5700mのキャンプ1に向けて登り始める。 キャンプ1は、マナスル氷河と山が合流する地点にある。マナスル氷河を登っていくと早速、クレバスが目に入ってきた。クレバスは氷河の裂け目で、深さが30m以上もありそうなものが沢山あった。 まっすぐに目的地に向かうことはできなく、右左に蛇の背中を縫うようにして少しずつ登っていく。 僕はクレバスに2度落ちかけている。クレバスは大きなものだと大したことはないが、小さく、スノーブリッチという雪でできた天然の橋が怖い。 氷河と氷河の間に不自然なくぼみが見える。これが見えない落とし穴だ。 それをマリオのように軽快にジャンプして越えていく、また、氷河は縦横に裂けるのではなく、必ず一方向に裂ける。氷河の形状を見ながら、危険な個所を越えていく。
クレパスだらけの氷河地帯 標高5200mを越えると、荷物が急に重くなってきた。標高5000mを越えると酸素が地上の半分になる。15キロの荷物が30キロに感じるのだ。 怪我した少女を背負うなら喜んで担ぐが、無機質な荷物を担ぐのはいやだ。でもこれがないと生きていけない。 午後2時半、無事にキャンプ1に着き、荷物を隠す程度に雪に埋める。今年は雪が多く、キャンプ1に15張の各国のテントがあったが、全て雪で潰されていた。
C1到着! すでに5隊が諦めて下山している。今年のマナスルは難しそうだ。とりあえず、16時45分にベースキャンプに着きました。 ナマステ ●現地レポートを即座に配信!メルマガ登録募集中!● 登録はこちら。 ●現地からの栗城生レポート更新中!● 第2日本テレビ
- posted by kuriki |
- 23:50 |
- マナスル遠征 |
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