10月の2日です

ナマステ

今日は標高6400mのキャンプ2から標高6900mまで、すべての荷物を持って上がりました。

今日はここで順応を繰り返して、無酸素で8000mの山を登る体を作っていきます。調子は悪くないです。

食料として持ってきたレトルトのハヤシライスが唯一、一番の豪華な食事で、それを食べたら予想以上に美味しくてたまらなかったです。

6900mにたどり着き、テレビ局の人に電話をしたら、よくないニュースを聞きました。チベットのクーラカンリという山で、雪崩で3人亡くなったということ。そのうち二人は、僕も知っている人でした。

一人は中村進さん。登山界の大御所で、去年のチョ・オユーの遠征時から僕の動画の企画を応援してくれていて、応援のコメントもいくつかいただいていました。知識や体力の全然ない僕をあたたかく見守ってくれている人でした。

もう一人は加藤慶信さん。無酸素でエベレストを登った人で、唯一、単独無酸素で登れる人なんじゃないかと言われている人でした。

実は今回同行しているカメラマンの門谷君は、加藤さんが兄みたいな存在の人で、このニュースを聞いた時に伝えるのがすごく辛かったです。最初は、嘘なんじゃないかと思いましたけど、後から確認してみると雪崩にあったようです。今年はヒマラヤの全域で雪が多く、雪崩が多いのです。

マナスルでも何度も雪崩がおきています。

でも僕のいるキャンプは、雪崩の無いところなので大丈夫ですが、自分が知っている人が山で亡くなったというのが初めての経験で、とてもショックです。今日明日、どうしていいかわからないですけど、明日はとりあえずクーラカンリに向かって黙祷を捧げたいと思います。

その一方、いいニュースとしては、ルートがキャンプ4までできたそうです。この雪の中、様々な登山隊が協力しあってルートを作ったそうです。

本当に、山は、山は本当に・・・もうなんだか僕の中では分からないところですけど、必ず生きて帰りたいと思います。そして、一緒にがんばってくれている仲間やスタッフのかたを含めて、全員無事に下山したいと思います。

今日は疲れました。
おやすみなさい。

※このブログは栗城隊通信担当がBCから無線交信してアップしています。

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天候には恵まれているものの、登山隊が大量の雪に悩まされているマナスル

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訃報が入った中村進さんの著書「海外登山」は、栗城隊ベースキャンプのバイブルでもあります

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