HAPPY+ENJOY=PEACE???

 なんだかんだと「GeshiFes2007」へ行ってきた。立教大学で知り合った人が行くと行っていたので、それに同行する形で参加することにしたのだ。
 率直に感想を言うと、「環境問題を提議する人々の、悪い意味でのうすら寒さ」みたいなものが出てしまったイベントだったな、と思う。

 まずライブでの電力消費が非常に気になった。別にアンプラグドでなければいけない、というわけではないが、普通に電気を使いPAで大音量を流す方式は、「ろうそくをつけることによって電力の大量消費に抗議しよう」というキャンドルナイト本来の意義にそぐわない気がしたし、現実的にキャンドルをつけることによって節約されるべきだった電力が、あのライブ分で帳消しになってしまったのではないか、という気もした。
 あと、トークコーナーでの辻氏らのトークも、型通りの理想論に終始して、オーディエンスの心に何かを響かせよう、という信念が薄かったように感じられた。細かい部分を挙げればきりがないが、せっかくのキャンドルナイトだったのだから、沖縄に基地をなくそうとか、一人ひとりが行動しようとか、選挙に行って国民の意志を示そうということではなく、キャンドルナイトという行事に即した話をしてくれても良かったのではないか、と思う。
 最後に、実際20:00になって消灯したのが、「ステージの照明」だけだった、というのが非常に残念だったと思う。周りの公園の照明や、ステージ奥にそびえたつNHKのビルの照明は煌々とついたままで、電気が消えましたー、と大喜びするのは無理があったのではないか、と思う。

 結局、きちんと信念を持ってあのイベントに参加した人は別として、たいていの人は、「ライブ盛り上がったねー」とか「ろうそくきれいだったねー」という以上の感想を持つことはできなかったのではないか、と思う。
 最近「Peace9」のクラブイベントなどを始めとする、「HAPPY」とか「LOVE&PEACE」という言葉に則って「ただ享楽的思考に終始することが平和活動に繋がるんだ」という風潮が出現しだしてきて、非常に危ない傾向だと思うのだが、今回のGeshiFesも、そんな風潮に飲まれているような気がしてならなかった。

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