沈黙と就寝

 最近、夜10時30分にはもう寝てしまっている。

 エコに配慮して、ということもあるのだが、それ以上に10時30分くらいにはもうやるべきことがすべて終わってしまうのだ。
 やることがないから、普通の人はテレビを見たりDVDを見たりゲームをしたり、あるいは真面目な人なら勉強をしたりするのかもしれないが、「やることがないからやることを探す」ということ自体、本末転倒なのだ、ということに最近気がついた。

 どうも現代人は退屈に耐えられないらしい。特にその傾向は女性よりも男性のほうに強いようだ。
 私の会社の人の中にも、「10分間の沈黙」に耐えられない人が結構いる。
 職業柄10分沈黙がある、ということは10分お客様が入ってこない、ということなのだが、10分もすると「あ~~暇だ~」「やることね~」「寒い~」などと愚痴を言い始めて、20分もすると「やばいよこれ~お客さん入って来ないじゃん」「なんとかしなきゃ~」「だからこの店ダメなんだよ~」など勝手に自分で自分を追い込み始め、30分経つと「あああああ」「もういいよ~~」などと奇声まで発し始めたりする。これは決して特例ではなく、そういう傾向の人が結構な数でいる。
 会社、ということに限定せずとも、現代人からMP3プレイヤーと携帯電話を奪ったら、果たして何分耐えられるだろう、ということには興味がある。

 やることがないのなら、静かに佇んでいればいいのである。
 特にそれが夜ならば、さっさと寝てしまえばいいのである。


 10時30分くらいに寝てしまうと、だいたい朝は5時とか6時くらいに自然と目が覚める。まったく目覚まし時計の要らない生活だ。ブログの記事も、今日のように朝書くこともできてしまう。
 何もやることがない時にすべきこと、それは「何もしない」ことなのだ。

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