例えば、コードという問題

 今日の新聞に、「心の健康」についての世論調査の結果が掲載されていた。
 職場でも家庭でも、今ストレスは増えていて、世論調査では、心の健康に不安を感じる人は3割強、「最近ストレスを感じることがある」と答えた人は、7割近くにも上ったらしい。

 この世論調査の総評が載せられていて、そこには
 「ストレスが増えた要因の一つは、人間的なつながりが希薄になってきていることである」
 という分析がなされていた。例えば、仕事の負担が大きいのならば、相談して分担し合えばストレスは軽減される。行政は、人と人を繋ぐ地域づくりを支援すべきだ、と。

 だが、どうなのだろう。
 行政や地域の支援によって、人と人とのつながりが、今よりも濃密になったとして、そこで「仕事の悩みを相談したい」という人がいるのだろうか。
 それは、そこまで1個人にとって「仕事」が大きなウェイトを占めるものなのだろうか、という問題でもあるし、仕事の愚痴や不平不満程度なら、職場の同僚とも十分話せるだろうに、地域の人と繋がってまで、仕事の話をしたいと思うのだろうか、という問題でもある。

 本当はもっと別に話したいことがあって、単純な人と人との繋がりだけでは、本当に話したいことを話すことができないから、という理由であえてつながりを避ける、という側面があるような気がする。
 本当は話したくても話せないようなことを、人はたくさん持っていて、そういうことを本音で話せること、そういうことを本当の「つながり」と呼ぶのではないだろうか。

 つながることは、簡単ではない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL

http://www.econakoto.net/life-of-eco/tb_ping/149

この記事に対するトラックバック一覧

コメント

この記事に対するコメント一覧
Re:例えば、コードという問題
おはよう!

こうやってブログでつながるってのも一つの手なんだろうけどね・・・・でも、このつながりって結構希薄なんですw

たぶん、評論家は、職場でのつながりとか、仲間同士のつながりとかを考えてのコメントだったのだけど、仲間や職場でつながりを作らせる制度とか決まりとか役割を持った人とかいない為に、ひとつの矛先に行政を選んだのだと思います。

民間企業に「つながり」なんて目に見えなくて、利益にもならないものを求められないもの。

つながりを欠いた上に、人間性を失った経営層が出す狂ったオーダーがまかり通るからね。
自殺者のでた企業は取り潰すくらいの法律があれば面白いのだけど。

つながりは大事だと思います。
だから、つながりを大切にしたイベントはいいんだよね。風人の祭りや、GoGoなんてその成功例だと思う。
ただ、間違った効用に毒されちゃう場合も多いけど・・・・w
少なくとも、人間臭いつながりが出来、良い方向に向かっている事は確か。
Re:例えば、コードという問題
>>ハルさん

う~~ん・・・・・・
とりあえずノーコメントで(笑)。
「人間性を失った経営層が出す狂ったオーダー」とか、「自殺者のでた企業は取り潰す」とか、なんだか怖いです。

おっしゃっていることは、間違っていないと思います。
コメントフォーム
名前:
URL:
コメントタイトル:
コメント: