エコニュースが分からない

 EU・ヨーロッパ連合のCO2排出権取引で、事業所などへの排出枠が緩く設定されてしまったため、大量の余剰が発生しているらしい。

 ・・・と、新聞に書いてあったことをまんま引用してみた。

 何が起きているのかさっぱり分からない。

 要するにこういうことらしい。
 京都議定書で定められた、各国このくらいまでCO2削減しなさいよ、という目標がある。
 で、EUでは、そのCO2削減目標に基づいて、国が各企業に、「じゃああなたの企業はこれくらい削減するようにしてください」と割り当てをして、その目標以上にCO2が削減できたら、その余った分を他の企業に売って稼いでもいいですよ、というシステムを作った。
 だが、最初の割り当ての時点で、すぐに目標達成できるくらいにゆるく目標を定めてしまったおかげで、どこの企業もホイホイ目標達成してしまい、「せっかく余った分売って儲けようと思ったのに、みんな余ってるんじゃ意味ないじゃん!」という話になっているのだ。

 
 何が分からないって、専門用語がさっぱり分からないのだ。
 「CO2排出枠」とは、「これくらいCO2削減しなさいよ、という目標」のことらしい。なんで“枠”なのだろう。
 「排出権取引」とは、「CO2削減目標を達成して、さらに余った分は金で売ってもいいですよ」ということらしい。要するに、「CO2を出せる権利」のことを排出権、と呼んでいるのだが、CO2を削減する話なのに、「排出する権利」という名称だと、訳が分からなくなる。

 正直今回のニュースは、普段エコに関する勉強をしている私でさえ、2度3度記事を読み直さないと、何が起きているのか理解できなかった。
 普通の人なんて、もっとちんぷんかんぷんだろう。

 記事の最後は、EUは「枠が緩すぎて排出削減につながらなかった」と、制度の問題点を認め、今年から、年間総割当量を5・7%少なく設定した、と結んでいる。
 枠が緩かったとは言っても、みんな目標達成したから過剰分があるわけであって、CO2は削減されたのではないのだろうか?
 緩かったのが反省なのだから、年間総割当量はむしろもっと増やして、ハードルを高くしたほうがいいのではないだろうか?

 う~ん、さっぱりだ。 

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