心の内にある光

 なんか疲れた。

 なぜこんなにも私は「正しさ」を主張したがるのだろう。「正しさ」に絶対的な正解など、在りはしないのに。

 久しぶりにコンポで音楽を聞いて、歌を歌った。私の家は6畳一間の1Kアパートでありながら、コンポだけは、単品コンポで買い揃えてあって、スピーカーをちょうど頭の位置に置いているから、上から降り注ぐような形で音楽が聴けるようになっている。
 最近、じっくりと音楽を聴いていないな、と思った。

 この星からいろいろなものが失われている。
 だが、自分から失われていくものに、人はえてして気づかないことが多い。

 笑いかけてくれた人、美しい音楽、純粋な愛情、絶望から見出した光。

 あんなにも美しかったもの。あんなにも儚かったもの。
 それらを捨ててまで、何を得ようと思っていたのだろう。

 もう一度、考え直そう。きっと、一度は手に入れた小さな光。
 喜びは、そこにあったのだ。

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