モンスターがあらわれた!・・・いつ?

 俗に「モンスターペアレンツ」とか「モンスタークライアント」と呼ばれる人たちがいる。学校や企業やお店に不当な要求をし、それが受け入れられないとあたかもモンスターのように暴れだす人たちのことだ。
 街中のモンスターが話題になり始めたのは、2年ぐらい前からだと思う。まず、商店にはびこる不当なクレーマーの存在が話題になり、そのような存在は商店のみならず、学校や役所や、あらゆる社会にはびこっている、という流れから、1種の社会問題として注目されるようになった。

 街中のモンスターについて考える時、着目すべき点が2点ある。
 まずひとつは、モンスターは「もう既にいい大人だ」ということだ。モンスターペアレンツは、小学校中学校の子を持つ親と言うことで考えると、だいたい20代後半から40歳くらいまで、モンスタークライアントは、雑誌などで調査された統計や、私自身の経験からすると、40代後半から60歳くらいまで、だと思う。
 そしてもう一つは、つい5年前までは、そのようなモンスターは存在していなかった、ということだ。不当なクレーマーの存在がまったくなかったわけではないが、いたとしても極々少数だったし、そういう人は反社会的存在として、地域や共同体すべての“敵”だった。

 つまり、街中のモンスターに関しては、「5年前時点で既に分別をわきまえているはずだった大人が、5年の歳月の中でモンスターに変貌した」と言えるのだ。
 例えばこれが子供だったら話は分かる。子供は元々自我が確立しているわけではないし、知識や経験も乏しいので、メディアや周りから悪い情報や環境を与えられれば、モンスターに変貌することも十分ありえる。
 だが、現在街中にはびこっているモンスターは、既に分別も知識も経験も十分に蓄えた大人だったはずの人たちなのだ。
 
 どうしてモンスターは出現してしまったのだろう。

 考えられることは2つで、ひとつは、その5年の間で大人の常識やこれまでの人生を覆されるような大きな“事件”が発生した可能性。もうひとつは、「大人になれば分別がわきまえられるようになるはずだ」と言う前提は、5年よりさらに前に既に崩壊していて、その後遺症がモンスターという形で表出した可能性。

 どうだろう。今時点で、私は後者のほうが可能性は高いと思う。

 なぜこんなことを考えるのかと言うと、「大人になれば分別がわきまえられるようになるはずだ」という前提が、もう何年・何十年も前に崩壊していた、となると、例えば「ゴミのポイ捨ては街の景観を損なうから良くない」とか「緑を勝手に荒らすのは良くない」とか「環境を破壊するような物の無駄遣いは良くない」などと言った、「大人になれば常識として分かること」が分かっていない大人が、既に何十年も前に決して少なくない量で存在していたことになる。
 そんな大人が、今度は子供に影響を与えていく。
 それがスパイラルのように繰り返された時、例えば10年後、「環境を守ることは大切だよね」という言葉に頷いてくれる子供は、果たして何人“生き残っている”だろう。

 環境教育ということで考えると、どうしても子供のほうに目が向いてしまうが、まず「環境って大切だよね」という基本中の基本を教えていかなければならないのは、じつは大人のほうなのかもしれない。

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もう一度読み直しておきたい本 【 エコナコト スタッフブログ 】
仕事の帰り道、母と待ち合わせして買い物をして帰ってきたら、あまりもの大雪で すっかり親子雪だるまになったムラオカです。 ちなみに、母のほうが私よりずいぶん背が低いので、雪だるまシルエットとしては 私のほうが親で、母のほうが子になります。 玄関先で雪をほろえども、ほろえども、あちこちから雪のかたまりがこぼれおちてきて、 自分のカラダから雪が生えてきているのかと思うほどでした。 今日はちょっと手短に、備忘録がわりのブログです。 エコナコトブログを書いてくださっているよっひ~さんの「モンスターがあらわれた!・・
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