最終兵器彼女

さいかの

 頭を打ち抜かれる思いだった。こんな話だとは思いもしなかった。

 
 『最終兵器彼女』という漫画がある。もう8年も前の作品だが、アニメ化や映画化などもされ、その奇抜なタイトルだけに知名度の高い作品だった。

 ふとした偶然で、この作品を手にする機会があった。

 「北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
 そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。」(wikipedia より)

 びっくりした。

 こんなにも鮮烈に、世界の平和と環境問題にメッセージを投げかけた作品だったとは。
 ナウシカとか、FF7とか言っている場合じゃなかった。
 なぜこんなにも深く、愛と平和とこの星の未来を叫んだ作品が、エコロジーの世界で話題になることがなかったのだろう。

 なぜちせは兵器となったのか。なぜ戦争は始まったのか。なぜ戦わなくてはならないのか。
 そして、私たちにできることは何なのか。

 そのすべては物語の核心を語るものなので、ここでは言わない。
 だが、その物語のすべてを知り、すべてを読み終えた時、この星への想い、この世界に生きる人への想い、そして、誰より愛する人への想い、そのすべてが確実に変わる。

 
 とにかく、この記事を読んだ人だけでもいい。『最終兵器彼女』をぜひ読んでほしい。全7巻で完結するので、そんなにお金も時間もかからない。
 環境問題や世界平和に関心がある人ほど、この作品を知るか知らないかで、世界の見方が確実に変わる。
 
 すべてを知り、すべてを読み終えた時、再び「自分に何ができるのか」、考えてほしい。


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