2008年03月18日
エコロジーのカテゴリー
本で調べてみると、エコロジーにもいろいろな派閥、というかカテゴリーがあるようだ。 まず、環境問題の解決に当たって、 「環境問題を解決させるには、個人の生き方を変えるべきだ」と考える人たちと、 「環境問題を解決させるには、社会を変革させるべきだ」と考える人たちがいる。 前者の考え方を「Deep ecology〔ディープエコロジー〕」と言い、後者の考え方を「Social ecology〔ソーシャルエコロジー〕」と言う。要するに「D-eco」と「S-eco」があるわけだ。 例えば、この『エコナコト』で言うならば、私や「風と森の里山暮らし」さんなどはD-ecoに属するし、 逆に「ecogroove」さんは、典型的なS-eco派だ。 環境への取り組みで言えば、有機農法やパーマカルチャーはD-ecoで、クリック募金やフェアトレードはS-ecoだ。 NPOで言えば、ナマケモノ倶楽部はD-ecoで、ap bankはS-eco。 で、D-ecoにもS-eco、それぞれの中にも 「環境問題は新技術の開発や自然の間伐など、人間による調整によって自然を保護、管理すべきだ」という考え方の人と、 「人類は経済や発展を放棄して、自然を調和し、一体となることで自然な存在へと回帰すべきだ」という考え方の人がいる。 それを「人間中心主義」と「自然中心主義」と区別する。「H-ism」と「N-ism」があるわけだ。 つまり、エコロジストと一言に言っても、「D-eco/H-ism」の人もいれば、「S-eco/N-ism」とか「D-eco/N-ism」とか「S-eco/H-ism」の人もいて、決して一枚岩ではないわけだ。もちろん、そんなきれいな区分けができないことも多く、だいたいの場合は、以上の4つのカテゴリーが渾然とした中で、どれに一番“寄っているか”で、自分の立場が決まることが多い。 エコロジーにおける自分の立ち位置を据えるためにも、自分はエコロジーにおいて、どのカテゴリーに属しているか、を考えてみると面白いのではないだろうか。 ちなみに私は自分では「D-eco/N-ism」かな、と思う。
- posted by よっひ~ |
- 21:49 |
- コメント(3) |
- トラックバック(0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL
http://www.econakoto.net/life-of-eco/tb_ping/229
この記事に対するトラックバック一覧
コメント
この記事に対するコメント一覧
- Re:エコロジーのカテゴリー
- よっひ~さま。
ご紹介ありがとうございます。
「風と森の里山暮らし」のたびびとです。
なるほど、こんな視点のカテゴリー分けがあったのですね。
記事を拝見して、私も自分のタイプを「D-eco/N-ism」だと感じました。
「S-eco」をめざすためにも、「D-eco」を実践しなくては・・・と考えてしまいますね。
ではでは。 - posted by たびびと |
- 2008-03-19 06:55
- Re:エコロジーのカテゴリー
- >>たびびとさん
ああああ、すいません!ブログを引用するなら、一言承諾を得るべきでした。
「ディープエコロジー」とか、「自然中心主義」という言葉は学術書にもあったので、どうやら学会では正式な表現らしいのですが、あまり知られてないですよね。
ちなみにそれを「D-eco」とか「N-ism」と表現したのは創作です。こう言ったほうがかっこいいかなぁ、と思って(笑) - posted by よっひ~ |
- 2008-03-19 08:49
- Re:エコロジーのカテゴリー
- 承諾は特に不要ですよ~。
エコナコト仲間ですので。
創作キーワードもナイスです。
- posted by たびびと |
- 2008-03-21 06:44


