京都の約束 その後

 その後シリーズ第3弾。

 昨年夏に行われた参議院選挙に先立って、「貴方が当選した暁には、ぜひ国会で温暖化対策の制度を作ってほしい」と候補者に直接掛け合って“お願い”しよう、という、「京都の約束プロジェクト」というものが発足された。
 “お願い”するためには、それだけの署名が必要だ、ということで、mixiを中心としたネット上で、お願いのための署名を募っていて、私も当時署名をさせてもらった。
 あれから、「京都の約束」はどうなったのだろう。


 公式HPによると、参院選当日までに集まった署名は15049通、それからも署名は続き、最終的には、15288通の署名が集められたらしい。
 で、プロジェクト自身は7月29日の、参院選当日をもって“終結”している。

 “終結”はいいのだが、結局このプロジェクトが、その後の国会における温暖化論議において、どれだけの効力を発揮したのかがまったく分からない。
 公式ブログにおいて、
 「最終結果の発表や来年の通常国会へ向けた盛り上げとして、9~10月にシンポジウムみたいなイベントもやりたいと考えています。その際は、またご案内しますので、是非お越しください。」
 と書かれてはいるものの、そのようなイベントが行われたという報告も案内もないし、実際に“お願い”した政治家が、その後どのようなアクションを起こしたのか、という定点観測も後日談もない。
 
 ようするに、「やりっぱなし」だ。まったくアフターフォローがない。


 カーボンオフセット年賀もそうだったが、なぜ温暖化に関する運動やアクションには、こうも「継続」と「アフターフォロー」を考慮に入れていないものが多いのだろう。
 公式ブログのプロジェクト終結の記事に、このようなくだりがある。

 「私たちは、気候変動を乗り越えて、持続可能な社会を創るための新しいチャレンジをしました。
 社会に与えた影響は大きくはないかもしれませんが、その経験は若い世代にとって非常に大きいものだったと確信しています。」

 ただ文化祭の思い出作りでもしたかったのか。


 なんでこうも憤っているのかと言うと、カーボンオフセット年賀も、京都の約束プロジェクトも、私自身がその企画主旨に賛同して、実際に参加した運動だからだ。
 思いつきで行動されて、「ああ楽しかったね~」で終わられては、私個人にとっても「散々いろんなことをやらせておいて結局意味なしかよ」と思ってしまうし、世間の目から見ても、「ああ、どうせ環境運動ってお祭り気分でぱっと咲かすだけで、何の効果も出せずに終わるんでしょ」と思われてしまうし、何よりもこれでは温暖化が防げないのである。

 とりあえず私は個人的な興味から、過去に参加した環境運動の「その後」について、これからも調査していきたいと思っているが、皆さんも、環境運動に限らず、過去に自分が参加した社会運動が、今現在どうなっているか、調べてみてもいいのではないだろうか。

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