「クールビズ」の本当の意味

 職場近くの銀行がクールビズを始めた。半袖ワイシャツにノータイで、胸には「クールビズ実施中」と書かれた名札を刺し、店頭には「クールビス実施中につき、お客様のご理解とご協力をお願い致します」という張り紙が貼られていた。


 大半の人が勘違いしているが、半袖ワイシャツにノータイ、涼しい格好で仕事をするだけではクールビズは意味を成さない。
 半袖ノータイ、格好が涼しくなったから「冷房の設定温度を上げる」ことによって、初めてクールビズは成立するのだ。クールビズとは、そもそも冷房の効かせ過ぎによるCO2の排出を抑えることに、その意義があるのだから。

 そう考えると、じつはクールビズを行うには、一定の“篩い”というか、条件をクリアする必要がある。
 クールビズを行うには、「涼しい格好をしているから、その場にいるすべての人間が多少暑い中で仕事をしても平気だ」という前提が必要となる。
 だから、例えば事務職や営業職のように、一日中その部屋から動かない、という仕事ではクールビスを行うことが可能だが、例えば接客業のような「暑い最中にお越しいただいたお客様に、涼しい空間を提供するのもサービスの一環だ」と考えるような仕事の場合、どんなに半袖ワイシャツを着用しようとも、ノータイになろうとも、「外部からお越しいただくお客様を相手する関係上、部屋の冷房の設定温度を必要以上に上げることができない」という理由で、クールビズは成立しない。

 そういう意味で言えば、銀行などはまさに後者の代表格で、現に店内では少し寒いくらいに快適に冷房が効いていて、まったく「クールビズ」になっていなかった。
 「クールビス実施中につき、お客様のご理解とご協力をお願い致します」というのも、おそらく「簡素な格好でごめんなさい」という意味なのだろうが、本来クールビズでお客様にお詫びするのなら、「冷房の温度を上げた関係で、暑い思いをさせるけどごめんなさい」という意味合いで、お詫びを入れるべきなのだ。
 だがおそらく、今後もそのような意味合いでクールビズを行うような接客業やサービス業は現れることはないだろう。

 簡単に言うと、今現在の段階では、クールビズは単なる「スーツ業界の丸儲け」にしかなっていない。
 クールビズは「涼しく仕事をする」ことではなく、「暑くても我慢ができる格好で仕事をすること」なのだが、そのような本来の意味合いでクールビズを定着させるには、様々な抵抗と反撥と障害があるだろう。
 そういう意味で、クールビズがエコロジーと成り得るかどうか、今のところは分からない。
 

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Re:「クールビズ」の本当の意味
銀行やデパートは、入口と売り場の間に
急速冷却ホールを設置して、そこで客の体を冷えさせて、28度の店内に誘導すればいいのでは!
そしたら急速冷却ホール製造メーカーが
丸儲けかも。
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