「打ち水」が今非常に危ない

 昨日、秋葉原で「打ち水っ娘大集合!」というイベントが行われたらしい。
 ヒートアイランド現象に対抗するため、日本古来の風習である「打ち水」で、都会を冷やそう、という「打ち水大作戦」の秋葉原版と言えるもので、厳粛な神社の境内で、コスプレをした女の子たちが群がって打ち水をした、ということで、賞賛の声もあったり批判の声も上ったりしている。

 打ち水大作戦はいいのだが、1点非常に気になっていることがある。
 そもそも打ち水は、朝夕の涼しい時間帯に行わなければ意味がない。涼しい時間帯に撒いておいた水が、1日の気温上昇と共に徐々に蒸発していくことで、昼間の気温上昇を妨げる、というのが本来の打ち水の効能で、真昼間暑い最中に水を撒いたとしても、まさに「焼け石に水」で、一瞬涼しくなる瞬間はあるものの、その効果は10分と持続しないからだ。
 で、「打ち水っ娘大集合!」のホームページを見てみると・・・打ち水の時間が「15:30~16:00」と書いてある。
 「打ち水大作戦」も・・・「7月22日~8月23日の「正午」に打ち水をしよう」とある。

 つまり「打ち水をしても一番効果のない時間帯」に、これらのイベントでは、打ち水を行っているのである。
 もちろんイベント事なので、一番「見栄え的に映える時間帯」ということで、この時間帯を設定しているのだろうが、問題なのは、打ち水大作戦に感銘を受けた人たちが「昼間の暑い時間帯に打ち水はやったほうがいい」という間違った知識を得てしまい、実際に真昼間に打ち水をする人たちが、着々と増えてきている、ということだ。

 エコアクションを取るならば、ちゃんと正しい知識を身につけて、正しい所作でアクションをしないと、却って逆効果になってしまうこともありうる。
 このまま「打ち水」は、エコアクションをしているつもりでなんの実効性も持てないものとして、定着してしまうのだろうか。

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Re:「打ち水」が今非常に危ない
真昼間に打ち水を行っても効果が無いと言うことは、昔から知っていましたが最近昼間にも行っているので昼間でも効果があるのかと思っていました。意味も無いことを行って自己満足するなんてほんとに無駄な行為ですね。秋葉原も事件が起きたから人寄せのために昼間に行ったのかも?千代田区がバックについているのにどうして効果が無いって言うことを言わないのか不思議に感じました。
Re:「打ち水」が今非常に危ない
>>ゆたかさん

 厳密に言うと、真昼間の打ち水も「効果ゼロ」というわけではないんです。一瞬は涼しくなるから。
 ただその効果は5分と持たないので、初めはお風呂の残り湯などを撒いていたものを、すぐ効果が薄れて打ち水を繰り返していくことで、どうしても新しい水を使ってしまう。
 そうなるともう、本末転倒なんですよね。

 環境問題に関しては本当に
「言うだけなら簡単だけど、そう上手い事いかないから、みんな頭を抱えてきたんじゃないか」
という前提がまったく機能してないですよね。
 「命を大切にしよう!」と言って効果が出るなら、日本の自殺者は数万単位で減ってないとおかしくて、言っただけじゃ自殺者は減らないから、みんな頭を抱えて自殺者を減らす方法を一生懸命考えているわけです。
 それと同じで、エコだってみんなで声を上げたり、アクションを起こしたりするだけで効果が出るなら苦労はないんですよね。
Re:「打ち水」が今非常に危ない
その時間が効果が一番見えやすいという理由と、
時間的制約だと思うのです。

しかし、僕は、どの時間帯でも大丈夫だと思っておりました。
その意見は重要だと思います。
ぜひ、意見を、打ち水大作戦オフィシャルホームページにあげてほしいと思います。

なお、秋葉原の打ち水は、16時以降から駅周辺でも行われたらしいので、夕方というべきなのかと。
Re:「打ち水」が今非常に危ない
>>ハルさん

 ゆたかさんへのコメントでも言いましたが、効果ゼロ、というより普通のヒットかクリティカルヒットか、という問題で、昼間の打ち水も「その場」においては効果ゼロではないんです。

 ただ、「打ち水っ娘」に関しては、水を撒いた直後に温度計を取って「効果は抜群だ!」みたいな言い方をしているので、その宣伝の仕方はどうなんだろう、っていう疑問はありますね。
 実際『mixi』での「打ち水っ娘」のニュースに対するコメントの約7割が否定的なものでした。そのうち3割が打ち水の効能について、残り4割が「神聖な神社の境内でコスプレした女が水を撒くのはイメージが悪い」というもので(笑)。
 知ってる人は知ってますし、なんだってやりゃあいい、ってもんじゃない、ってことですね。
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