願いを1つだけ叶えてやろう

 「・・・ただし、条件がある。おまえ自身のことではなく、おまえが世界のすべての人間に願うこと、それだけを叶えてやろう。さあ、願いを言え・・・」

 今日は七夕です。天の川を隔てて離れ離れになった織姫と彦星が、年に一度再会する日、なのですが、なぜかこの国では、七夕に願い事を書いた短冊を飾り、それと燃して織姫と彦星の下に届けると願いが叶う、という慣わしになっています。他人の幸せにあやかって私も願いを叶えてもらおう、なんてなんだか結婚式のブーケの慣わしを連想してしまいますが、皆さんはどんな願い事をしましたか?

 さて、上の神龍様の台詞ですが(笑)、こう言われたら、皆さんはどう答えるでしょう。
 環境問題を考える、ということは、自分自身だけではなく、他者の幸福を願うこと、と同義だと思います。しかし、今も昔も、「願い事」と言えば、自分がこうしたい、こうなりたい、という、あくまで「自分本位」の願いが主だったと思います。
 自分のことではなく、自分以外のすべての人間がこうあってほしい、ということを考えろ、と言われて、今の社会で果たして何人の人が答えることができるだろう、ということに興味があります。

 別にコメントは期待してませんが(でもコメントをくれるととても嬉しい)、せっかくの年に1度の七夕の日、皆さんも、「自分以外の誰かの願い」を、考えてみませんか。

 
 神龍様の願い。まとめるとこうなります。
 
 ①どんな願いでも1つだけ叶えてくれる。ただしその内容は、「自分以外の世界のすべての人間がこうあってほしい」というものに限る。

 ②自分自身についての願いは却下されるので、例えば「世界のすべての人が自分に優しくしてほしい」などという願いはアウト。

 ③「世界すべての人間」の願いなので、「戦争をなくしてほしい」という願いもアウト。なぜなら既に戦争のない世界を実現している国もあるから。


 さあ、考えてみましょう。