エコロジストの条件

 環境問題を考える際に、そのアプローチの方法には3種類のものがある。

 ①現実的に環境資源の保護やゴミの削減に努める方法
   現在流行しているマイバッグやマイ箸は、このアプローチに属する。

 ②環境破壊を生み出す社会構造の転換を推し進める方法
   「持続可能な社会」と呼ばれるものや、対抗発展などはこれに属する。

 ③環境破壊を生み出す人の心の在り方、生活習慣を転換させる方法
   スローライフやLOHASなどはこれに属する。

 現在ニュースや流行として話題になるのが、ほとんど①のトピックなのに対して、このブログでは、その記事のほとんどが②、③からのトピックで占められるため、一見すると難解で、従来のエコロジーのブログとは趣が異なって感じられる部分もあると思う。

 だが忘れてはならないのは、この3種のアプローチは、そのどれもが密接に繋がっていて、 どれか1つが欠けても、環境に配慮した未来は築けない、ということだ。
 例えば大量生産大量消費経済を推し進めたまま、植林を続けてもどうどう巡りになるばかりだし、怒りや嫉妬に震える人が環境保護を訴えても、だれの目にも留めてもらえない。

 つまり、真の意味で「エコロジスト」になるためには、ただマイバッグを持ったり、毎日のゴミを減らす、ということだけではダメで(その行為を否定するのではなく、そこはあくまでスタート地点だ、ということだ)、まず自らの心の内を省みて、すべての自然に敬意を表し、決して慌てず、決して怒らず、精神を自然に帰すことから始め、そこからこの環境破壊の連鎖は何が原因で、そしてその対策のためにどんな社会を築いていかなければならないのかを、仲間や考えを同にする人たちと議論し、そして最後に、表出的具体的行動として、マイバッグを持ったり、ゴミの削減に努めたりする、という順序を踏むべきなのだ。

 ①のアプローチに関しては、その具体的な方法はニュースやネットで情報を入手しやすい。だが、②③のような、環境問題の根底にあるものに関する情報は、まだまだ不足している部分もあって、そんな②③のアプローチを考える際の一助として、このブログが役に立ってくれれば、嬉しい。