祈る

灯火

 お祈りしなければならないことが2つあって、大変だ。
 1つは、友人が無事に乗り越えられますように。1つは、お世話になった人のお父さんが安らかにいられますように。

 毎夜、キャンドルにホワイトセージの香を炊いて、10分~15分くらい祈りを捧げているのだが、いかんせん私にはスピリチュアル的な力がまだないので、祈りがちゃんと届いているのかどうかは分からない。

 ただ、こんなことを言っては不遜なのかもしれないが、他人のために祈る、というのは、その間何もしていなくても、かなり有意義な時間だ。
 「自らの安寧を無視して、他者の幸福を大切にせよ」とは、仏教における愛情と思いやりの心を育む修行の、根底的な考え方なのだと言う。
 環境問題における根底的な思想の土台も、「自分の幸福より他者や地球の幸福を大切にしよう」ということだと、私は考えている。
 世界のすべての人が、ほんの10分でいいから、自分ではなく他人の幸福のために祈る時間を作ればいいな、と思う。