「居酒屋で飲み会」を廃止する

 先日のマイ箸の話とも繋がるのだが、例えば吉野家や松屋などは、テーブルの所に割り箸をストックしているボックスがあって、そこから客は割り箸を取り出して使う、というシステムになっている。
 ボックスから箸を取り出すか、という判断は客側に委ねられるので、マイ箸を持っていれば、割り箸に手をつけずに済む。
 だが、店の中には、初めからテーブル、というか自分の席に割り箸が備え付けられていて、有無を言わさず割り箸を使わざるを得ない、というところもある。

 その筆頭が居酒屋だ。

 居酒屋では、初めから自分の席に割り箸が置いてあってしまうので、たぶんこの割り箸を使わなくても、皿や残り物の食事と一緒に、箸もその都度捨てられてしまうのだろうなぁ、と思い、仕方なく割り箸を手に取ってしまう。
 それで、「お前マイ箸持ってるんじゃないのかよ!」と怒られることもしばしばだ。

 しかも居酒屋は深夜遅くまで営業しているのでエネルギーも大量に消費するし、宴会ではたいがい無計画に食事を注文してしまい、食べ物が残ってしまう。

 エコロジーの観点からすると、百害あって一利なしだ。

 さらにもう一つ言うと、「ビール」。あれが深刻な環境破壊に繋がっている、という話もある。
 世界の大豆供給を確保するためにブラジルでは、大規模な森林伐採が行われ、「大豆街道」という、森林伐採の大街道ができあがってしまった、という話が、つい最近まで読売新聞で連載されていたが、大豆と同じように、ビールの原料である“大麦”の需要も今世界中で高まっていて、大豆と同等の森林伐採が、ビールの供給を確保するために行われているらしいのだ。

 
 まさに居酒屋は、「環境破壊の総合商社」なのである。

 先日の記事では、箸による森林伐採を止めるためには、箸の消費量でなく外食の回数を減らさなければならない、と書いたが、どうだろう、その実践として、まず「居酒屋で飲み会を開く」ことを、エコに関心のある人は止めてみてはどうだろうか。
 この国の居酒屋が10%減るだけでも、かなりのエコロジーになりそうな気がするのだが、どうだろう。