2008年04月07日
田舎暮らしは最悪だ
愛媛から上京してきた友人がいて、ふと田舎暮らしの話になった。 「田舎の人たちってみんな優しくて、ゆっくりと暮らしてて、都会の生活に疲れたりした人とか、自然と一緒に暮らしたいとか言う人が、田舎暮らしをするのが流行ってるよね」 というような話をしたら、「お前は何も分かってない」と言われた。「田舎暮らしなんて最悪だぞ」と。以下その友人の話。 「みんな優しいとか人が温かいとか言うけど、あれ嘘だからな。優しいとかじゃなくて結束が固いだけなんだよ。だから仲間内にはすごい甘いけど、一旦仲間の輪から外れたら一巻の終わり。人生終了。もう取り返しつかない。 だいたい冷静に考えてみろよ。「村八分」って言葉はあるけど、「町八分」とか「市八分」とかあるか?ないだろ。それだけ田舎は人間関係が厳しくて、みんな仲間はずれにされないようにビクビクしながら生きてかなきゃいけないんだよ。 考えてもみろよ。この間駅で8人殺したといういう事件、あれ茨城だろ。駅で人突き落としたのは岡山だ。ちょっと昔だとバスジャック事件起こしたのは山口だし、先生をナイフで刺した奴がいたのは宇都宮だぜ?みんな郊外じゃねーか。 田舎なんて1度引きこもりとかニートとかになったら誰も助けてくれなくて、人生落ちこぼれたらもう自分が死ぬか人殺すかしかねーんだよ。最悪だろ?」 「そんで田舎の奴、って頭悪いじゃん?いや、人としてどうこう、ってことじゃなくて、田舎にはジュンク堂書店も紀伊国屋書店もないから、難しいためになる本なんてどこ探してもないし、遊びなんて駅前のパチスロかゲーセンくらいしかないから、何をどうやったって頭が良くなるような環境じゃないんだよ。 だから落ちこぼれもハブなんだけど、頭良くて政治とか経済の話してもハブ。KYだよKY。意味分かんねーよ。」 「なんか農業とかやろう、って流行ってるじゃん?農業なんてマジ最悪だからな。雨とか風とかになったら、わざわざ外に出て様子見に行かなきゃいけないし、農薬撒く時、夏でも完全防備しないといけないから暑くてたまんねーし、暑すぎるとか寒すぎるとか、夏なのに寒いとか冬なのに暖かいとか、もうどうにもなんないことで収入ばったばった減るしな。 今実際農家、って減りまくってるじゃん。営業なんかでもさ、給料低かったり残業あっても、やりがいがあって楽しいから、って仕事続けてる奴だっているわけじゃん? それなのに、農家はばったばった減ってるんだぜ?どう考えても、農業なんてやりがいもなければ楽しくもねー、ってことじゃん。何も分かってねーよな」 言葉は乱暴だが、一理あるな、と思って感心してしまった。 人は現実から離れて理想の世界を描くとき、どうしても自分にとって都合のいい一面だけを、夢の中で見てしまいがちだ。 だが、この殺伐とした都会の生活から離れて、田舎に移り住んだとしても、田舎だって現実だ。嫌なこともどうにもならないことも、みもふたもない下世話な事実もたくさんある。 理想の世界を描いてみても、夢の世界なんてどこにもないのだ。そう割り切ることも、理想を描く際には重要なのではないだろうか。
- posted by よっひ~ |
- 21:23 |
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