2008年04月28日
暗くていいのだと思う
自分で言うのもなんだが、最近の記事は暗い話題ばかりだ。 新聞などを見ても、経済も政治も社会も明るいニュースがほとんどない。 だが、経済にも政治にも社会にも明るいニュースがない、という状況で暗い気持ちになるのは、情感として妥当だし、今の世の中で元気な人間はかえって何か裏があるのではないか、と疑ってしまう。 村上龍もエッセイで言っていた通り、「今、元気があるのはバカだけだ」ということなのだろう。 環境運動も「楽しくエコ」などと言って、エコは楽しいものだ、というスローガンの下に活動を広げようとしている活動が数多く存在する。 だが、地球温暖化の現状や、世界情勢を見ていると、状況は楽観できるようなものだとはとても思えない。 べつに、「楽しくエコ」を批判したいのではない。不特定多数に、一つの運動を広げよう、という時には、その運動を「楽しい」と思わせるのは効果的だし、セオリーとして妥当なものだ。 だが、エコを広げるための方策として「楽しい」というキーワードは有効だ、ということと、環境問題は楽しいものだ、ということは話が別だ。 エコロジーが楽しい、というのは、例えるなら、戦場で周りの状況がまったく分からない、という状態で、極度の緊張状態にある兵士の気持ちを和らげるために歌を歌おう、となった場合暗い歌よりも明るい歌のほうが効果は高い、というのと同じことで、その場の方策としては効果的だが、それで問題が根本的に変わるとか、ということとは、また別次元の話なのだ。 環境運動が楽しかろうとそうでなかろうと、現状では世界は非常に絶望的な状況にある、ということは、忘れるべきではないと思う。 悲観と絶望から生まれる危機感が、最終的には人々を動かす力になるのだ。 そういう意味で、暗いニュースから目を逸らさない、ということは非常に重要だと思う。 世界も人々も明るくない、という状況で、無闇に明るさだけを求めるのは、いい悪いは別として決して現実的とは言えない。
- posted by よっひ~ |
- 23:26 |
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