2037年の新聞、第1面

 ――6月15日
 ペンシルバニア州で発生した大型のサイクロンによる家屋の被害は、全1200戸にも上る模様。

 ――7月23日
 コルカタの洪水で、汚濁した河川の水を飲んだ子供たちが腹痛を訴える事例が急増。赤十字対応に追われる。

 ――8月18日
 福建省で発生した黄砂の大規模な突風により、店舗の倉庫にある食料が被害。食料品の価格が50%~60%も高騰したデパートもあり、強盗事件が相次いでいる。



 東京の気温が3月下旬並みに低下し、北海道でも、観測史上最低の気温を記録したそうだ。この季節にこの気温は、はっきり言って異常だ。
 ミャンマーでは大規模なサイクロンが発生し、国連やNGOが対応に追われる最中、中国の四川省では大地震が発生し、死者が1万人を上回ると言う。
 
 日ごろから環境問題に目を向けているせいだろう、「いよいよ地球が本格的に怒りの声を上げ始めたか」という良からぬ勘繰りが、どうしても頭をよぎる。
 ただ一つ確信したのは、これからもっと環境破壊が進めば、連日の新聞の1面を躍るのは、経済のニュースでも、政治のスキャンダルでもなく、異常気象による惨状だ、ということだ。


 ――9月4日
 伊豆諸島で発生した大規模な津波で、580家屋に避難勧告。

 ――10月21日
 イギリスでは、今夏の猛暑による作物の被害で、小麦価格が35~40%上昇。日本の食物にも影響が出ることは必至。

 ――11月30日。
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